那覇市首里より「自分でデータを消したら再インストールもできず起動しなくなった。Wi-Fiもおかしいです。」とご相談。
電源を入れますと
ペケマークが出ました。
ペケマークはシステムはあるが、非対応のシステムバージョンの場合によく出ます。今回はおそらく起動用のシステムが破損していると思われます。
参考：
では、リカバリーを試して見ましょう。コマンド ＋ R です。
勝手にインターネットリカバリーになりました。
内蔵のリカバリー領域が不完全の様です。勝手にインターネットリカバリーになりました。
ネット接続がありませんのでエラーになりました。
Wi-Fiもおかしいらしいので、ネット接続ができません。内部Wi-FiがおかしくなるとUSB経由のLANアダプターを利用するしかなくなります。
USB外部起動で試して見ます。オプション押し下げで、電源を入れます。
起動ディスク選択の画面
左は内蔵ディスクのシステム。右の黄色いのはUSBに挿した外部起動用ディスク。システムと認識しない場合には表示はありません。上記の「名称未設定」は損傷しているということでしょう。
そのまま右の黄色いディスクから起動します。今回は特にご希望はありませんでしたので、こちらでMojave 10.14を選択しました。
名称未設定はおかしくなっているので、初期化をしていきます。
初期化終わりましたので、インストールです。
特に問題無く進んでいます。
システムは正常にインストールできました。ユーザー設定時に確認すると、挙動が通常と違いますね。意味のわからない表示が出ています。
“Bluetooth Pan”ネットワークインターフェイスが設定されていません。このインタフェイスを設定するには”ネットワーク”環境設定を使用します。
進んでいきますと、やはりWi-Fiに不具合がある様です。
「Wi-Fiネットワーク」がグレーアウトしています。
Wi-Fiボードを確認のためリアパネルを開けます。
関係無い話。SSDは純正ではなくTranscend製240GBが入っていました。
さて、Wi-Fiボード見ていきましょう。
まったく認識していない状態ですので、これを取り替えます。
マシン自体は動くが、Wi-Fiがおかしくなる場合には、本体基板かWi-Fi基板どちらかの異常の場合があります。しかし今回は残念ながら取り替えても認識しませんでした。SMCリセットなどで改善する場合もありますが何をやっても反応変わらず。基板側に異常があるものと思われますので、元のボードと交換します。
今回は基板修理ではなく、より安く速く改善できるよう、サードパーティ製のUSBレシーバーでの対応をご提案、ご了解を頂きました。
早速、USBレシーバーでと問題無く無事Wi-Fi拾いはじめました。
Wi-Fi拾って正常に動作しています。
お客様は「子どもに使わせたいので、動作するだけでも良い。でもWi-Fiでネットが使えればもっと良い」ということでしたので、こちらにて完了です。
「Wi-Fiを認識しなくなり、ずっとほっておいたので、ほんとに良かったです。」とお喜び頂きました。
ご利用ありがとうございました。
