「電源は入っているんだけど、充電ができなくなった。USB-Cが反応しないので外部メディアにバックアップもとれない」とご相談です。
リアパネルをあけたところ。
リアパネルを開けてみるとあちこちに水没マークが確認できました。
元は白いシールが濡れると赤くなります。
全体にわたっていますね
そこかしこが赤くなってしまっています。
ここでお客様に確認しますと「1〜2年前にお茶がかかったことがあって、その時は2週間乾かして、それからずっと
使えていた。」とのこと。その時にきれいにしたほうが良かったかもしれません。
とりあえずは基板を外して調べて見ましょう。
基板を外してチェックしていきます。
オモテウラの異常を目視でチェックして行きます。
あちこち、サビのような不純物の付着がみられました。
細かい部分は顕微鏡で確認します。
サビなどの汚れを取り除いていきます。
とにかくきれいにします。
目視での範囲は全てきれいにしたので、組み上げて様子を見ていきます。
反応するようになりました。
ということで、今回は充電回路の部分がサビなどでおかしくなっていただけでした。
水没による損傷がひどい場合にはここからチップ交換などの基板修理も必要になる場合があります。
水濡れをした場合、乾かすだけでは大抵サビが入ってしまうことが多いです。
コンピュータは高いアイテムですからできるだけ長くお使いになりたいことと思います。濡らしてしまったら早めの水没対処をお薦めします。
ご利用ありがとうございました。
