【要注意】macOS Catalina アップグレードリスク Adobe CS6以下ダウングレードしないと動作しない その他

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「新しく買ったMacでmacOS 10.15へアップグレードをしたら、CS6が動かなくなっちゃいました。これが動かないととても困るんです。どうにかなりますか?」とお問い合せ。

macOS の最新バージョン10.15 Catalinaが今年の10月8日正式リリースをされました。ただし、まだまだ安定せず通常のアップグレードより問題が多いようなので、当店のお客様には「アップグレードをしない様」注意喚起をしておりました。下記記事の様に原因がEFIファームウェアだとすると結構な障害です。

macOS Catalina更新で一部Macが動作不能。EFIファームウェアが原因か

そんな矢先、CS6が動かなくなったとお困りのお客様からお問い合せです。

CS6のアイコンにペケ。まったく動作しないアプリはこうなります。

CS6のアイコンにペケ。まったく動作しないアプリはこうなります。

10.15 Catalinaでは32bitアプリケーションは動作しないとのこと。ただCS6は64bitアプリケーションなので、動くかと思いきや、Adobeのシリアル管理部分のアプリが32bitなので動作しないとのこと。またType1フォントも使えなくなるとのことなので、DTP系でこれからマシンを新調する予定の方も注意が必要だと思われます。

 

【DTP】新macOS CatalinaでCS6は絶対に動かない/PhotoshopでType1フォントが使えなくなる

●Adobe本家でもアナウンスがありました。CS6のアップデートなども用意はないとのこと。

macOS Catalina 10.15 でアドビアプリケーションが動かない。

 

だとすると、これは買った時と同じ10.14 Mojaveに戻して、再度バックアップから復元をするのが環境を戻す近道だと思われます。というところで、10.15から10.14へのダウングレード開始です。※最初から10.15で動いているマシンはダウングレードできません。

 

Mojave起動ディスクで起動した所

あれれ、ボリュームが2個みえてしまっています。この機種はFusionDriveですが、そのせいでしょうか?

クリーンインストールしようとした画面

クリーンインストールしようとした画面

 

ディスクユーティリティでも間違い無く2個見えてますね

ディスクユーティリティでも間違い無く2個見えてますね

MojaveとCatalinaではFusionDriveの扱いに若干違いがあるのかも知れませんね。

 

FusionDriveのリセット

してもなんも変わりませんね。残念。

diskutil resetFusion

diskutil resetFusion

下記あたりにヒントがありそうですが…

APFS-1つのAPFSコンテナ内に2つのmacOSバージョンをインストールできますか?

情報を吟味している時間もありませんし全部消して良いとのことなので、安全に作業環境を戻すことを優先して作業を続行します。

 

ディスクユーティリティで2個見えてるAPFSボリュームを削除

することにします。

1個はすでに削除したあとです

1個はすでに削除したあとです

2個削除すると「コンテナdisk2」というのが1個だけ見えましたので、そこにボリュームを新しくつくります。

 

「コンテナdisk2」にAPFSボリュームを作成

ボリュームをコンテナに追加

ボリュームをコンテナに追加

 

通常の初期化と同じ要領になりますね

通常の初期化と同じ要領になりますね

ボリューム1個だけの画面表示になりました

これで普通にインストールが進められます

これで普通にインストールが進められます

そのまま続けて無事Mojaveになりました。

Mojaveに戻りました

Mojaveに戻りました

この後TimeMachineから復元、無事CS6シリーズが起動することを確認して全ての作業完了です。

ご利用ありがとうございました。

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