「親の古いガラケーなのですが、電源を入れるボタンが押せなくなってしまいました。充電はしている風なんですが、電源を入れることができません。」とお持ち込みです。
電源ボタン部分だけ陥没したように押すことができません。ボタンが膠着しているわけでもなさそうです。とりあえず分解からはじめます。
ボタン周囲の目詰まりではありませんでした。
ガラケーはスマホと違ってボタンの数がとても多いですが、その構造の単純さと強度、そして時折垣間見えるコスト削減意識には毎回感心します。
ボタン部分は表にボタンの形をしたフィルムが貼られています。
電源ボタン部のポッチリがあるべきところにありませんでした。
まわりにあるぽっちりはずれていないのですが、電源ボタンだけずれていました。
再接着をします。
無事押せるようになりました。
押せるようにはなりましたが、電源が入りません。バッテリーが怪しそうです。
背面の汚れを落としながらバッテリーを取り外して、リセットを行います。
バッテリーだけを充電するマシンでバッテリーのリセット作業を行いましたところ、順調に充電しはじめました。
しばらく充電したバッテリーを本体に戻すと、無事起動するようになりました。
起動後、電話機能その他の動作をチェックして完了です。
ご利用ありがとうございました。
