KYOCERA SA001 ケータイ 画面が真っ暗 一瞬光ったLEDに望みをかけて部品交換する

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「このガラケーを直すことはできますか?」と飛び込みでお持ち込みです。

お持ち込みいただいた画面は真っ暗で反応しているかどうかもわかりません。

あれこれ店頭でお客様といろいろ確認していますと、一瞬だけ画面上部のLEDが光りました!お客様も調子がいい時は点灯したりするんですとのこと。ということは、画面が映らないのと同じ理由で、内部の液晶・データケーブルが断線しているのかもしれません。それだと部品交換で改善する可能性があります。

まずは正常動作品の入手が必要です。2009年10月発売のガラケーだそうで、動作品の数がかなり少なく探すのに一苦労しました。25年前ですか…。余談ですがこの機種はKYOCERAがSANYOの携帯電話事業部門を承継して作ったSAブランド第1弾の機種だそうです。今となってはSANYOの名前すら聞かなくなってしまいました。日本企業は一体どこにいっちゃたんでしょうね…。ほんと寂しいというか悲しいと言うか。

それはさておき、色違いの同機種を入手しました!

中古ドナーは画面がつけばOKです。

中古ドナーは画面がつけばOKです。

まずは入手した部品取りドナー側から分解していきます。

こっちが正常に動作するドナー側

こっちが正常に動作するドナー側

中古品を分解して構造が分かりましたので、同じ様にお客様のガラケーも続けて分解していきます。

背面、隠しネジがあります。

背面、隠しネジがあります。

 

表はカバーを外した下に2個ネジがあります。

表はカバーを外した下に2個ネジがあります。

これで裏のプラスチックカバーが外れます。

内部にはダイキャスト製のフレームが入っていました。

基板とネジで止められたダイキャストのフレーム

基板とネジで止められたダイキャストのフレーム

 

めくってネジを外します。

めくってネジを外します。

お客様の液晶ケーブルを見るとやはり劣化で折れていました。

目視で異常が確認できたので部品交換で改善するものと思います。

目視で異常が確認できたので部品交換で改善するものと思います。

この部分かなりデリケートな箇所なので、なかなか見つけ切れない動作部品を、さらに分解を進めて壊してしまってもつまらないことになります。お客様と相談をしてあまり手を入れずにピンク色の外装のまま部品を流用することにしました。

部品交換というより、ほぼ基板載せ替えでしたが完了しました。

初期画面が変わりました。

初期画面が変わりました。

2種類のピンクと白のツートンカラーになりました。こちらにて作業完了です。

ご利用ありがとうございました。

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