DELL Inspiron 580s 起動しない CMOS電池交換 速度が遅い SSD化 マルウェア除去

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

那覇市泉崎より「電源が入らなくなった。古いがいろんなソフトを設定してあるので修理をしてほしい。」とのことでお持ち込みです。

電源が入らないという症状。改善する可能性のある一番簡単な方法は


本体を放電すること。

これはデスクトップ、ノートブック変わらず取れる方法です。まず電源ケーブルやアダプタ、バッテリーが外せれば外して(電源ボタンを10秒程度長押しして)5分程度放置。この放電をすると、帯電して悪さをしていた静電気が消えることで起動する場合があります。

起動しました!

CMOS checksum error

CMOS checksum error

このマシンは内蔵のCMOS電池を取り外すことで問題なく電源が入る様になりました。(Windowsが起動する前の基礎的な情報を保持しておくための電池)

CMOS電池とは、画像の真ん中のボタン電池のこと。

CMOS電池とは、画像の真ん中のボタン電池のこと。

さて、うまく起動はしましたが、

  • HDD劣化
  • HDDの空き容量不足

などでかなり動作が遅いので、320GB HDDから少しサイズの大きな500GB SSDへバックアップがてらデータを複製した上で作業をすることにします。

SSDへデータ移動

お客様のデータを全てSSDに移動して作業を続けます。

お客様のデータを全てSSDに移動して作業を続けます。

 

しかしSSDの速度が出ていませんね

しかしSSDの速度が出ていませんね

機種が古いのでバス速度が低めですねがドライバ以外にも問題はありそうです。

ドライブのスキャンと修復

元のディスクもおかしくなっていた様です。こちらは修復を行います。

元のディスクもおかしくなっていた様です。こちらは修復を行います。

修復が終わりしばらくすると、いらないものが顔を覗かせました。

マルウェアです

SSDにしたのでマルウェア類の出現もはやい笑

SSDにしたのでマルウェア類の出現もはやい笑

これはご了解を得てアンインストール作業を続けます。

  • Baidu
  • InternetSpeedtrack
  • MapsGalaxy
  • ASKToolBar
  • RegCleanPro
  • SmartPCCleaner

などをコントロールパネルのアプリから手動で削除。

その他専用ツールを使いつつレジストリもきれいにしていきます。作業をすすめていると少しもたつきがありますね。SATAセカンドベイには2TBHDDがありました。そのディスクに損傷があって足を引っ張っている様です。

CrystalDiscInfoでチェックすると「注意」表示

CrystalDiscInfoでチェックすると「注意」表示

テスト時に正常に終了せず「終了しています」がずっと表示されたままでしたので、損傷のある2TBHDDからケーブルを抜くと次回以降は正常終了する様になりました。こちらはそこまで必要ないとのことでしたので、セカンドベイに置いたままにします。

このマシンは発売から10年以上は経っていますがあちこち劣化するのはしょうがないところ。ただ状態が悪いわけではありませんので、掃除やメンテナンスをすれば、まだまだ使えると思います。

今回の作業はこちらで完了です。ご利用ありがとうございました。

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください