那覇市内の企業様より持ち込まれた不具合PCのうちの1台のお話。
動作には問題はないが、ヒンジがぐらぐらしているので、はみ出た電線を切ってしまいそうとのこと。ヒンジの修理をご希望です。
以前ヒンジ修理のご要望がある際、エポキシ系接着剤などを使って複数回行ってきました。ただそもそもが荷重がかかる部分であることから耐久性に問題があることが判明して以来、筐体ケースごと新しく交換ができない場合にはお断りさせていただいておりました。
お願いされるたびにお断りしているばかりでは申し訳なく感じておりましたので、今回「見栄えは悪くなりますが、ねじ止めで補強してみたいと思いますがいかがでしょうか?それでも完全に直るわけではありませんが。」とご提案しますと、ご了解いただきましたので、初ねじ止めでトライすることにしました。
本体からぐらぐらになっている液晶アセンブリを注意深く外して行きます。ここで断線するとしんどい作業が待っています。
液晶アセンブリのベゼルの下
通ったネジの先にワッシャとナットを締めます。
当初の計画では3箇所ねじ止めの予定でしたが、ワッシャが大きすぎてナットとも当たるのでヒンジ中央の穴は使わず2箇所で止めることに。
今回の使用したネジの覚書…超低頭ネジ(長さ10ミリ)、ワッシャ(外径12ミリ)、ナットともにM3(ピッチ0.5)サイズ。
ヒンジに使われているネジは大抵似た様なサイズだとは思いますが、全部のPCに使えるかどうかはわからないので、現物を実際に測って判断する方がよいと思います。
安定して開け閉めできる様になりました。接着剤よりはこちらの方が断然よさげです。
ただしそもそもが荷重がかかる部分なので、気をつけてお使いいただく様お願いしまして完了です。
ご利用ありがとうございました。