EPSON Endeavor S TY1100S Windows 8.1 MBR 破損 データ救出 SSD化

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南城市より「昨日までは使えていたWindowsが起動しなくなりました。電池も交換したのですが…修理できるでしょうか?」とお持ち込み頂きました。

なぜか最近Windowsづいておりますね…(#^.^#)

Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key

Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key

Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key

再起動して、正しい起動ディスクを選択するか、起動選択されてる起動用メディアを入れて、何かキーを押して下さい。

PCが起動用のファイルを読み切れなくなっているようです。データを失っても良ければ即リカバリーが有効だと思いますが、現在入っている元データも重要とのことですので、データ救出と同時に速度アップも兼ねて、SSDにユーザーデータを複製することにしました。

特にHDDから異音もしませんので、そのまま複製することにします。

軽度の障害ならSSDへデータ載せ替え基本工賃だけでデータ救出が可能な場合があります。また重度障害の場合でもかなりリーズナブルな価格でデータ救出サービスもはじめております。どうぞお気軽にお声かけ下さい。

コピー平均速度がかなり遅いです。

コピー平均速度がかなり遅いです。

古いHDDは、Seagateのbarracuda st1000dm003。ユーザーベンチではリード・ライトで140以上は出ている様ですからかなり遅くなっています。HDDが正常であれば複製専用機の転送速度も100~120MB/sは出ますので、経年劣化で遅くなっているのでしょう。エラーはありませんでしたので、新しくなったSSDを組み込んで起動してみましょう。

右が古いHDD、左は3.5用のマウンタに載せたSSD

右が古いHDD、左は3.5用のマウンタに載せたSSD

CrucialのBXシリーズ1TB カタログ値はR 540MB/s、W 500MBsとなっていますから、どうあっても400MB/s以上は出るものと思います。転送速度からすると10倍前後はありますからかなりの高速化になるでしょう。

組み込んでみますと、全く同じ状況で

Reboot and Select proper Boot device …

が出ました。まあ、そりゃそうです…。

では、MBR(マスターブートレコード)の修復をして行きます。Windowsインストールディスクを使って外部USBから起動、コマンドプロンプトから直接コマンドを入力する作業がメインになります。7、8、10は基本同じ対応で良いはずです。

※bootrec /fixbootで「アクセスが拒否されました」と何度も弾かれ、いろいろ試行錯誤した末に下記画像の様にうまくいきました。

これでうまくいくはずです。

これでうまくいくはずです。

 

起動しました!

起動しました!

しかし!この後、再起動するとメーカーロゴでフリーズをしたりすることがありましたので、再度MBRとBIOSなどをチェックして安定起動するようになりました。

チェックしています。

チェックしています。

チェック中

チェック中

安定起動するようになりました。

安定起動するようになりました。

安定起動するようになりましたが一旦MBRが壊れているので、念のためお客様にはお持ち帰り後、バックアップを取ってもらい必要に応じてリカバリーをするようにお願いして完了です。

ご利用ありがとうございました。

今回はMBRの修復が一筋縄でいかず、一歩進んでコマンド通らない、説明通りに行かない、などが多発。おかげで今回かなりのサイトを渡り歩くことになりました。(#^.^#)

中でも役に立ったのではないかと思われるサイトをメモ書きとしてリンク置いておきます。つまづく箇所やマシンによってはまた違う情報が必要だと思われます。リンク先のみなさま情報ありがとうございました。

BCD破損、UEFIブート不可(0x0000034)からの復旧

bootrec /fixbootで「アクセスが拒否されました」が出た時の対処 – Windows10

UEFI/GPTインストールしたWindowsの「ブート領域」の復旧方法

※MBR修復やエラーメッセージで検索すると、HDDパーティションソフト、Aomei、Easeus、MiniToolなどの説明がでてきますが、コマンドが英語圏(ja-JPのところがen-usになってたり)向けだったり、コマンドの変な部分にスペースが入ったりとそのままでは使えませんでした。おそらく英語ベースで書かれた記事を日本語翻訳しているせいだと思います。ご注意を。

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