「画面が浮いてきて、調子悪くなりました。今でもたまに映ったりしますが、もう操作はほぼできなくなりました。」とお持ち込み。
操作出来ない状態なので、部品が届くまではお預かりにて対応させて頂く事になりました。(「割れていても操作はできるので、届いてから修理したい」とお預け頂けない場合には、内金をお預かりしての受注発注をお願いしております。)
こちらの機種、画面が浮いてきたということですが、普通考えられるのは
バッテリーの膨張ですね。
設計者もバッテリーが劣化して膨張することを踏まえて
スマホを設計するわけもなく…
内部の空間に余裕はありませんので、バッテリーが膨張すると液晶をダメにしてしまう場合もあります。
前面から分解していきます。
次はミドルフレームのウラ側にあるバッテリーをチェックします。
後ろのケースは弁当箱の様に全部の部品が入っています。リアハウジングとかリアケースとか言いますので、くっつけてリアハウジングケースと呼ぶことにします。(^・^)
iPhoneは基本は今もこの構造が多いですね。
バッテリー膨張していますね。
バッテリーを交換して液晶付けて電源オン!
と思いきや、ミドルフレームには電源ボタンがありません。電源ボタンはリアハウジングケースについています。電源ボタンのケーブルには接点が4つ。
リアハウジングケースにテスタを当てて、通電する所を探して電源スイッチの接点を探します。
内側の2個タテにならんでいるのが、スイッチ関連でした。
その基板上の内側の2個タテにならぶ接点をショートさせて
電源を入れて液晶画面の確認をします。
電源入りました
この後、仕上げに入ります。
ご利用ありがとうございました。