デザイン事務所のお客様より「新しく買ったiMacがネットワークでデータ共有できない。」とのことで、出張サービスです。
10.10 Yosemiteが1台、10.12 Sierra が4台あり、相互のデータのやりとりがうまくいかないようです。
10.8 Mountain Lion 以降のMacであれば、「移行アシスタント」を使うことで、
簡単にアプリ、設定、データの移行ができます。(アプリによっては動作しなくなるものももちろんあります、以下リンク参照)
過去のユーザーデータをそのまま引越しした
今回はそれが逆にアダになってしまったようです。
確認するとiMac内の一つのアカウント内でも、
ユーザーアカウント名、ホームフォルダ名、共有名などが混在、
同じネットワーク内に同じアカウントも存在していました。
うまく繋がらないのはこのあたりのせいかもしれません。
まずは主力で使うこの5台のユーザー名を新しいユーザー名に変更して、
細かいところの調整をしていくことから始めます。
と確認作業をはじめたところ、
起動するとなんだか不審なアプリが次々に起動してきます
お客様にうかがうと、このソフトに調子が悪いと言われたので、お金払って入れているとのこと。
「いや、これは危険をあおってお金を払わせる詐欺ソフトですよ」
と伝え、まずは手動にてアプリケーション本体、その他を全て削除していきます。
この類のアプリをいれるとどんどん悪いお友達を引き入れるので自然と増えたのでしょう。
今回は以下の5つを削除。
- Advanced Mac Cleaner
- Mac Ads Cleaner
- Unpolluted My Mac
- Mac Adware Cleaner
- Porn Scrubber(画像なし)
よく見るとMac miniと書いてます。
間違ってますよこれは、iMacです。
ゴミ箱に捨てるとブラウザが立ち上がり以下のページを表示
いらないのでバイバイ!
なんて、連絡とるわけないんですけど、バーカ!(失礼)
ということで、まずは第一関門クリア。こういうお邪魔なソフトは入れないようにしましょう。
さて、ようやく本題、
ユーザー名、共有名、HDD内のホームフォルダ名を変更していきます。
10.7以降はかなり簡単な手順になりました。詳しい手順は最下段のリンクから。
一通り新しいユーザー名にし、それぞれのデスクトップに新しい共有フォルダを作成
問題なく相互での共有ができるようになりました。
念のため、ユーザーデータのアクセス権の修復など、全台のシステムメンテナンスも行っていきます。
データのコピーも問題ありません。上記画像の設定だと共有フォルダ内は削除も相互でいじれますのでちょっとだけ注意。
ということで、手順はシンプルですが、予期せぬアドウェアもあり思うより時間のかかる作業でした。
最期にそれぞれの共有フォルダのエイリアスを下部Dockに登録して終了です。
出張サービスは基本1週間の無料フォローにて対応しています。
出張作業:15,000円より
参照リンク:
コンテンツを新しい Mac に移動する
macOS のユーザアカウントやホームフォルダの名前を変更する