iMac (21.5-inch, Late 2012) 速度アップ作戦 CPUをi5 > i7へ FusionDriveから単体SSDヘ

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「最近とみに遅くなったので、容量アップを兼ねて速くして欲しい」とご相談です。

1TB HDDと512 Apple SSDのFusion Drive(1.5TB)機種にカスタムされて使用されていたようです。実行の容量は1.5GBですね。容量や速度をアップするには、買い換えた方が手っ取り早いのでは?と伺いますと、

Mojaveまでしか対応していないアプリがある

のと、愛着のあるiMacをもうしばらくは使い続けたいとのことでのご相談でした。

さて、2.5インチベイをSSDに交換するより、基板側のSSDのみの起動にした方が良いかと考えましたが、2012年モデルまでは背面のSSDコネクタもSATA(6.0 Gbps Serial ATA)規格になっていますのでわざわざコストの高いカード型のSSDを取り替える必要もありませんね。

ちなみにiMac Late 2013年以降は、基板背面のコネクタはPCIe(5.0 GT/s PCIe x2)、Late 2015以降は8.0 GT/s PCIe x4です。

腐っても鯛…ではないけれど

古くてもi7はやはり速いです。

ということで、さらなる速度アップのためにまずは以前よりは安価になったCPU(数千円)をi5からi7へ、2.5インチHDDのFusionから単体2TB SSD への交換を進めることになりました。

CPU交換は体感かなり速くなると思います。

CPU交換は体感かなり速くなると思います。

参考サイト:Intel Core i5-3330S vs Intel Core i7-3770S

基板のオモテ側に配置してくれるともう少し楽に改造できるんですが

基板のオモテ側に配置してくれるともう少し楽に改造できるんですが

 

CPU外します

CPU外します

 

i73770sとi53330s

i73770sとi53330s

さて組み直して動作してみましょう。

問題なく起動しました。

問題なく起動しました。

まだFusion Driveには手をつけておりませんので、ベンチしてみましょう。

Toshiba製1TBHDDとのFusion

Toshiba製1TBHDDとのFusion

FusionDriveというのはこの時代のドライブからするとかなり速い部類だと思いますが、今やいささか時代遅れの技術なのは否めないですね。

少し時間がありましたので、SSD 1TBとのFusionも試して見ました。(FusionのHDD側をSSDにフルコピーして入れ替えると自動的にSSDでのFusionになります。)※この状態でターミナルで #resetFusion とうつとYour computer must have exactly 1 solid-state and 1 rotational disk drive. などと表示されます。本来は想定されていない(あまり意味のない)Fusion Driveのコンビです。

Crucial製SSD1TBとのFusion。気持ち速いくらいですね…

Crucial製SSD1TBとのFusion。気持ち速いくらいですね…

おそらくAPPLE SSD SD512Eがそもそも速くないのですね…。最速の最速を目指すにしてはコスパ悪すぎますね。

ということでお遊びはこの辺で終わり、

Samsung製2TB単体のドライブに変更していくことにします。カタログ値(R:560MB/s w530MB/s)からすると、これが一番速くなるはずです。

まずはSSDを設置してMojave 10.14システムをインストールした上でSierraのTimeMachineからユーザー復元していきます。準備できましたのでベンチ見てみましょう。

このマシンではこのあたりの速度が限界でしょう。

このマシンではこのあたりの速度が限界でしょう。

iMac  Late 2012のスピードアップ作戦でした。

これにて完了です。

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