iMac (21.5-inch, Late 2013) ビープ音が鳴って起動しない HDD抜き出し メモリ異常? FusionDrive?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
  • iMac late 2013のようです

  • ビープ音が鳴って起動せず

  • 正規店に持ち込んだところ、メモリの問題で、古い型のため対応できないとのこと

  • 買い換える予定なので、写真データとiTunesの音楽データが取り出せれば十分です

メールであらかじめ詳細とご要望をお伝え頂き、ご予約頂きました。ありがとうございます。

電源は入りますが動画の様に正常起動しません。

アップル公式ではこのビープ音についてこう説明書きがあります。

Mac の起動時にビープ音が鳴る場合

Mac の起動時にビープ音が鳴る場合

メモリやファームウェアが関係する特定の状況下では、Mac の起動時に 1 回または複数回ビープ音が鳴る場合があります。

一部のモデルの Mac では、起動プロセスの冒頭、まだ画面に何も表示されていない間に、以下のような一連のビープ音が鳴ることがあります。これらは、Mac の通常起動時に再生される起動音 (チャイム音) とは違います。

5 秒ごとに 1 回、繰り返しビープ音が鳴る

Mac がメモリ (RAM) を検出していません。メモリを増設または交換したばかりの場合は、適切に取り付けられているか確認してください。

ビープ音が 3 回鳴り、5 秒休むを繰り返す

Mac のメモリが整合性チェックに合格しませんでした。メモリを増設または交換したばかりの場合は、適切に取り付けられているか確認してください。

ビープ音が長めに 3 回鳴り、短く 3 回鳴り、長めに 3 回鳴る場合

ファームウェアの問題を解決するために、Mac がファームウェアを復元しています。進行状況バーが表示される場合がありますが、その後 Mac が通常通りに起動するはずです。

公開日: 
こうなりますとまずは分解チェックです。
お客様はお買い換えをご希望されているとのことですが、本体が動作しさえすればデータは取れますので、並行してメモリのチェックも行い、もし改善が期待出来るのであればそちらで修理のご提案をすることにして作業を進めます。
21インチのメモリをさわるには基板をはずす必要があります。

21インチのメモリをさわるには基板をはずす必要があります。

メモリを交換しても結果は同じビープ音のみでした。改善ないので記録を取ってませんでしたが、以下に参考までに基板のウラ側の写真を載せます。

参考写真:こちらは2012年モデル。SSDのスロットがありません。

参考写真:こちらは2012年モデル。SSDのスロットがありません。

メモ:2012、2013はSSDの形状が違います。

参考資料:写真は2017年モデル。基本の形状は似ています。

参考資料:写真は2017年モデル。基本の形状は似ています。

ここで少しだけ注意

続く作業は、お客様の当初のご希望であるデータ取り出しに切り替えることになりました。このマシンが単体のHDDでの動作だったのか、HDDとSSDを組み合わせて動作するFusionDriveだったのかということは動作しないiMacからデータを取り出す際にはとても重要なポイントです。

FusionDriveの場合には余分なコストがかかってくることは事前にお客様にはお伝えしておりましたが、基板のウラ側を調べた所、SSDはついておりません。ということは内蔵HDDのみで動作していることということです。

引き続き、取り出した内臓HDDの健康状態をお調べして、若干の劣化はあるもののデータの移動などにはさほど影響は無いという判断にてお客様とご相談。データコピー先として新しいメディアを用意する必要がなくなりその分コストが安くなります。

今回は内蔵していたHDDをそのまま2.5インチの外付けケースに入れてお渡しです。

これにて完了となります。
ご利用ありがとうございました。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください