iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017) FusionDriveをTimeMachineバックアップを使ってSSDにする

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印刷系の企業様よりiMac複数台のSSD化のご相談をいただきました。

Macはご存知の通り、昔から印刷系の企業様で多く使われていますね。2017年モデルですから今年で6年目となりますか。

業務用のPCとしてはWindowsと比較した場合、Macの方がより長く使われるイメージを持っています。今回お持ち込みいただいたマシンはCPUがi5、メモリが16GBと、最初からある程度高いスペックのマシンを導入しているからかもしれませんね。

さて、印刷系はAdobe系のソフトを使うことが多いと思いますが、Adobeの度重なるバージョンアップに出力機が都度対応できないこともあり、現場ではバージョンアップを嫌う傾向にある気がします。今回のマシンはMojave 10.14。現行OSXのバージョンからすると4世代前のバージョンとなります。

  • 2022年 macOS v13 Ventura.
  • 2021年 macOS v12 Monterey.
  • 2020年 macOS v11 Big Sur.
  • 2019年 macOS v10.15 Catalina.
  • 2018年 macOS 10.14 Mojave. ←ここ

直接インストールはできないものの、それ以前のOSXバージョンで入れたAdobe CS6がかろうじて動作するバージョンがMojaveです。合わせて近年のバージョンからするとバランスが良く、安定しているバージョンだとも個人的には思っています。

こちらの企業様もAdobe系のソフトのバージョンが混在しておりました。

こちらの企業様もAdobe系のソフトのバージョンが混在しておりました。

さて、こちらのマシンはFusionDrive使用でした。SSD交換のご相談を受けた場合にまず確認する部分です。

FusionDrive仕様です。

FusionDrive仕様です。

HDD部分を単純にSSDに複製をすることでも環境移行はできるのですが、それではSSDの能力が発揮できません。

ファンの下に見えるのが2.5インチHDD。

ファンの下に見えるのが2.5インチHDD。

FusionDriveといえば、基板裏にもサイズの小さな(この機種は32GB)SSDが入っていますが基板をとりはずす作業になるため、損傷により低速になる場合やご希望がない限りは外しません。表につけてくれれば外すのも簡単だったんですが…

内蔵HDDをSSDに交換しました。

内蔵HDDをSSDに交換しました。

今回はお客様よりご提供いただきましたTimeMachineバックアップを使用してSSDへデータを移していきます。

左の起動ディスクは内蔵HDDを外してもSSD部分が反応しています。

左の起動ディスクは内蔵HDDを外してもSSD部分が反応しています。

もちろん、左を選択しても起動はできませんので、右のTimeMachineディスクから起動します。

内蔵したSSDを「ディスクユーテリティ」で初期化後、一番上の「TimeMachineバックアップから復元」を選択

内蔵したSSDを「ディスクユーテリティ」で初期化後、一番上の「TimeMachineバックアップから復元」を選択

 

そのまま「続ける」を選択

そのまま「続ける」を選択

 

復元元を選択します。

復元元を選択します。

 

通常は一番上の一番新しいバックアップ日時を選択。

通常は一番上の一番新しいバックアップ日時を選択。

 

データ移行先である(初期化済みのSSD)を選択します。

データ移行先である(初期化済みのSSD)を選択します。

そのまま「ディスクを消去」を選択。

そのまま「ディスクを消去」を選択。

 

復元が始まりました。

復元が始まりました。

完了しましたので、起動〜動作〜終了など一通りの確認を行います。終了が少しひっかかるので、そちらの修復も可能な限り改善対応します。

SSDの速度チェック。特におかしいところはありません。

SSDの速度チェック。特におかしいところはありません。

こちらで全て完了です。

このマシンを入れ替えでまた複数台の対応をすることになりました。

ご利用ありがとうございました。

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