メンテ契約いただいております企業様より「人員が増えたので古いiMacを新しく編集用に残したいが…」とご相談。
最近Adobeがらみの課題が多いです。
お客様「CCはサブスクで定期的に費用がかかりますよね?このご時勢なのであまり費用かけたくない」
私「今は使われてないCS6のパッケージがありますのでそれを使って古いOSXバージョンで動かしてみますか?」
お客様「OSXのバージョンがあまりに古いのもグループウェアが動かなくて困るんです」
…あちらを立てればこちらが立たぬ
状態。
「それではできるだけ新しいバージョンで動作するか試してみましょう」と進めてみることになりました。※今回の方法は10.9が入るマシンでは使えると思います。
ちなみに2014年6月にサポートは終わっています。
Adobe Creative Suite 6 のサポート終了
さて、まずは古いiMacの中身を消去して10.9 Maverickを入れていきます。2013年モデルの2台です。10.9はまだかなりさくさく作業できますね。10.9はAdobe CS6のインストーラが正常に動作するバージョンとして選択しています。CS6のAdobe推奨も10.9が最高です。
さて、10.9は正常にインストールできましたので、続けてCS6をインストールして行きましょう。お客様は配置換えなどでCS6のパッケージを廃棄されていたようです。インストールメディアがありません。
記録を調べると、CS6を導入時した時にある管理者(もういらっしゃらない)のAdobe IDに紐づけがされていました。良かったです。購入した製品のシリアルが紐づけられていれば、AdobeサイトからCS6インストールファイルをダウンロードすることが出来ます。
今回はCreative Suite 6 Design Standardをインストールしていきます。(※パッケージ版で紐づけられていない場合、手元にDVDメディアとシリアルがあれば、後述のオフラインアクティベーションは使ってインストール使用はできると思います。今から紐づけができるかどうかはわかりません。)
インストール開始時にネット接続していると
サインインしろ!と言われます
が、サインインしても進めないので、ネットを切って体験版モードでインストールしていきます。
「認証されてないのでデモ版にしましょうか?」画面が出ます。
とりあえずデモ版に設定しても意味無いので、ライセンス認証を押します。
エラーになりました。
上の画像の下段のリンクに行って見ることにします。
このコンピューターからインターネットにアクセスできない場合は、インターネット接続が有効なデバイスを使用してhttp://www.adobe.com/go/getactivated_jpを参照して下さい。
※ここ10.9のSafariだとうまく動かないので以降はChromeでの作業をお薦めします。
※2023年4月上記アドレスからはリダイレクトしないことを確認しました。下記にURLを記します。
オフラインによるライセンス認証 ←ここ
オフラインによるライセンス認証の画面がでました。
オフラインによるライセンス認証
インターネット接続について
一時的にオフラインの場合
ご使用のコンピューターが一時的にインターネットにオフラインの場合 (移動中、またはインターネット接続の問題が発生しているなど)、アドビ製品の初回起動時から 7 日間以内にインターネットに接続し、オンラインでのライセンス認証と登録を完了してください。
常にオフラインの場合
ご使用のコンピューターが常にオフラインの場合 (行政機関、銀行など、セキュリティ保護された環境で使用している場合)、製品の初回起動時から 7 日間以内にオフラインによるライセンス認証を完了しないと、製品は使用できなくなります。この処理を完了するには、インターネット接続が有効なデバイスと製品のシリアル番号が必要です。
1.「インターネットに接続できない場合」または「インターネットに接続できません」のリンクが表示されるまで、インストール手順または製品の起動画面の指示に従って操作を進めます。オフラインのライセンス認証を実行するには、リンクをクリックして後続の画面に表示される指示に従います。手順説明の中で、リクエストコードの作成方法が示されます。
2.レスポンスコードを作成するには、インターネットに接続可能なデバイスを使用して、サインインしてから、コンピューター固有のリクエストコードと製品のシリアル番号を入力します。
3.オフラインによるライセンス認証を完了するよう指示された場合は、インストール時にレスポンスコードを入力するか、オフラインのコンピューターで製品画面を起動します。
注意 :
– リクエストコードはコンピューター固有で 72 時間有効です。このプロセスを 72 時間以内に完了しなかった場合は、新しいリクエストコードを作成してください– ボリュームライセンスのお客様は、無償の Adobe Application Manager Enterprise Edition (AAMEE) 3.0 を使用した、Creative Suite アプリケーションのパッケージ作成を考慮してください。AAMEE 3.0 を使用してボリュームライセンスをパッケージ化することにより、システム管理者が行うライセンス認証とサインインが 1 回で済み、ユーザーごとにサインインする必要がなくなります。詳しくは、こちらをクリックしてください。
マイクロソフトのWindowsやオフィスの電話認証の様な作業ですね。レスポンスコードとやらを作成しましょう。
さて、作成するページに飛びました。
レスポンスコードの作成 ←ここ
リクエストコードを押すと、レスポンスコードが求められますので、ブラウザ上のウインドウに
- リクエストコード
- シリアル番号
を入力すると
ようやくレスポンスコードが表示されます。
これで完了です。インストールはほぼ問題ないでしょう。認証わざとややこしくしてるのかもしれませんね。
この後、Mojaveにアップデートして動作チェックです。
※Mojaveへのアップデート作業について。同型機種2台で同じ作業を行いましたが、少し手順が違っていたのか、1台はアップデート後CS6が起動しなくなりました。オフラインライセンス認証もできずにエラー終了ばかり。結局、最初からやり直してうまくいきましたが、10.9の時にCS6アップデートを行うとダメかも知れません。Mojaveにした後でも最低限のアップデートは出来ますので、先にCS6のアップデートはしない方がよいと思います。もちろんこれが原因かどうかはわかりません。
私「現場で使って貰い、もしも頻繁にフリーズするとかであれば、やはりCCなどを用意する必要があるとおもいます」
とお伝えして完了です。ご利用ありがとうございました。
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