iMac (27-inch, Late 2013) 起動しなくなった データが急ぎ必要 代替機貸し出し

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

「突然動作しなくなったが、データだけでも急ぎ取り出したい」とご相談いただきました。

以前にも突然動作しなくなったことがありご来店いただいたことのあるお客様。その際には起動したので一度戻すことになったMacだとのことです。やはりどこか不具合があったということなのかもしれません。

確認していきます。

移動中に表の上部ガラスを割ってしまった様です。

移動中に表の上部ガラスを割ってしまった様です。

ステッカーで止められた液晶ガラスを剥いで分解していくので、これ以上ヒビが広がらない様に十分に養生をして慎重に交換作業を進めます。iMacの液晶部品はかなり高額なので要注意です。

無事開きました

SATAベイにドライブがないので、基板裏にSSDがささっている模様。

SATAベイにドライブがないので、基板裏にSSDがささっている模様。

Fusionではなく、ドライブが基板裏のSSDだけであればデータの取り出しは問題なさそうですね。(ちなみに基板裏のSSDのみのモデルの場合、SATAケーブルとSATAマウンタが最初からありません。)

Diagnostic(診断用)LEDは何も点灯しない

基板に電流が来てない様なのでまずは電源ユニットを交換しました。が様子は変わりません。電源ユニットではない様です。お客様はデータが急ぎ欲しいということでしたので、データ救出の作業を優先します。

はずした電源ユニットが正常なのも確認しました。

はずした電源ユニットが正常なのも確認しました。

 

真ん中にあるのがSSD。

真ん中にあるのがSSD。

SSDを確認すると正常動作をしていることがわかりました。データは問題ないことをお客様に報告しますと、データがあっても別に作業できるマシンが必要だが、お持ちではないとのこと。バックアップも取れましたので、ご提案して代替機をこちらでご用立てすることになりました。

こちらは代替機

すでにお客様のデータで復元されています。

こちらは代替機。Yosemiteなので古いマシンが必要です。

こちらは代替機。Yosemiteなので古いマシンが必要です。

代替機をお渡しする際、故障している本体も修理できるなら修理したいとのことでしたので、引き続き作業を続けることになりました。

基板側に異常があることはわかっていますが、目視でおかしいところがみつからない場合、テスターを当ててショート箇所を探す必要がありますが時間がかかりますので、今回はまず超音波洗浄をすることにしました。ホコリなどが悪さしている場合は改善が期待できます。

まずは外した基板を超音波洗浄することにします。

まずは外した基板を超音波洗浄することにします。

基板洗浄〜乾燥後、通電しますと正常に電流が流れていました。組み直して起動させてみます。

問題なく動作はじめました

改善がない場合は地道に時間をかけて基板の異常箇所を探すことになります。

問題なく起動し始めました。

問題なく起動し始めました。

代替機をお使いいただく間、お客様のマシンは動作確認を続けます。

ランダムに起動再起動させたり、あいた時間は継続して動作させます。

ランダムに起動再起動させたり、あいた時間は継続して動作させます。

4〜5日常時稼働させても不具合はおきませんので、こちらで一旦お客様にお戻しして様子を見ていただくことになりました。

TimeMachineなどでのバックアップもされていませんでしたので、新たに外付けHDDに自動バックアップを設定してお渡ししますと、とてもお喜びいただくことができました。

ご利用ありがとうございました。

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください