「Final Cut Proをしばらく使っていると電源ごと落ちてしまうんです。」とお持ち込み。
電源が全く入らない場合
に比べて、通常は電源が入って普通に使えたりする場合、故障箇所の特定が難しくなります。
季節の変わり目だからというわけでもないでしょうが、iMacの電源異常とおぼしき症状のお持ち込みが続きますね。
不定期に電源が落ちる場合は
簡単に以下の様な原因があるかと思われます。
- 電源ユニット異常(ほぼこちらですが、徐々に感覚が短くなります。)
- ファンが回らない、もしくは回っていても排熱が不良(排気部がほこりでふさがっているなど)
- 接続している周辺機器による不具合
- 電源供給が不安定(タコ足配線などによる)
- ソフトによる不具合
- CPU異常、基板異常、HDD異常、メモリ異常のいずれか(非常に困ります)
特にFinal Cut Proでは、HDDの空き容量が少ない場合電源が落ちてしまうなどという情報もあり、最後のソフトの不具合も可能性ゼロではないかと…こまっちゃいますね。
24時間の動作チェックはOK
今回、当店でお預かりして24時間の動作チェックでは一度も電源が落ちることがなく安定して動作をしておりました。ハードウェアチェックでも異常が見あたりません。むろん100%のチェックはできませんが。
Appleに限らずメーカーでの修理見積が比較的高めの5万以上になるのは、こういう故障箇所の特定作業に時間をかけていられないからですよね。データも消す前提であずかるということは、全部換えれば、まず問題ないということですね。
さて、今回のマシンですが、目の前で不具合が再現しないのはホント困ります。
特定出来ない中、お客様にご了解を得て、電源ユニット以外にも、HDD交換(1TBがパンパンに近かったので空き容量不足と速度改善 > 2TB SSHDへ)を行い、数日試験運用をしてもらったところ、電源は落ちることなく稼働しているとのこと。
…またしても修理に没頭していたので写真をとるのを忘れてしまいました。( ̄。 ̄;)
が、
これで一安心です
ということで、作業完了です。ご利用ありがとうございました。