那覇市内の病院で使われているiMac2台、お持ち込みいただきました。
「もういい加減古いので買い替えてもいいのだけど、今期はクーラーが2台壊れてしまって今期は予算がないので」とのお話でした。ソフト類を再設定しないといけないことやデータも必要。それを考えると治しておいた方が良いという判断もあったかと思います。
まずは大きい方の2009年モデルから見ていきいます。「電源入らない」とのことでしたが、お預かりして確認しますと電源は入ることがわかりました。ただ正常に起動しません。この時点では故障の直接的な原因はわかりません。
- 電源ユニット
- 内蔵HDD
- その他
テストしながら見極めていくことにします。
テスト用起動ドライブに交換して起動したところ、正常に起動しました。
異常はありませんが、10年を超えておりますので、そのまま新品SSDに複製していきましょう。複製の間に、本体側の確認と清掃を続けます。
基板裏側の内蔵電池の劣化で起動しなくなることもあります。交換するついでにホコリを飛ばします。
データの複製が終わりました。
しばらくすると電源が落ちます
そもそもの起動用データなどがおかしくなっている様です。再度、取り外してディスクユーティリティで修復を試しましたが、修復できませんと出ました。BOOTCAMPパーテーションもありますね。
DiskWarriorの出番です。
順調に修復をしてくれています。
修復完了しました。以下はDiskWarriorのレポート。
DiskWarriorは、ディスク“MacHD”のディレクトリを新しく構築しました。新しいディレクトリは、オリジナルのディレクトリに置き換える ことができます。
全てのファイルとフォルダは、安全に配置されました。
オリジナルと置き換えディレクトリの比較が途中で中断されました。比較をした方が役に立つ情報が得られると思います。置き換えデ ィレクトリをプレビューすることをお勧めします。
・ ツリー階層、ヘッダノード、マップノード、ノードサイズ、ノード数、ノードリンク、インデックス、さらに他の情報のようなディレクトリ構 造にエラーがあれば、それを修復します。
・ 4個のファイルは、不正なエイリアスフラグを持つディレクトリエントリがありました、修復しました。
・ 1個のファイルは、IDが重複していましたが、修復しました。
・ 2個のファイルは、不正なテキストエンコーディング値を持つディレクトリエントリがありましたが、修復しました。 ・ 2個のフォルダ は、不正な項目数を持っていましたが、修復しました。
・ 1個のフォルダに損傷を受けたカスタムアイコンが見つかりました。
・ 7個のフォルダは、不正なテキストエンコーディング値を持つディレクトリエントリがありましたが、修復しました。 ・ 15個のファイル/フォルダ が“救出された項目”フォルダへ移動されました。
・ ボリューム情報の不正な値を修復しました。
ディスクユーティリティでチェック
テスト作動を続けます。
こちらで1昼夜動作させても落ちないことがわかりました。まずは問題ないでしょう。
こちらで2009年モデルは完了です。ありがとうございました。