iMac 27-inch Late 2011 GPU異常 と 障害HDD → データをLate 2013 へ載せ替え

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「使っていると画面が黒くなって、再起動しても正常に起動しなくなった。」とお持ち込みです。

普通にリンゴマーク表示も出て、起動しそうに見えますが、最終的には起動することができず、画面がまっ白になります。GPU、基板などの不具合の可能性が高いと思われます。

今回は内蔵HDD内のデータも救出してほしいということでお預かりましたので、まずはHDDから見ていきましょう。

残念ながら障害が見つかりました

残念ながら障害がありました。

残念ながら障害がありました。

障害のせいでうまく認識しないので、強制的に複製できないか試してみます。

その間に本体のチェックをします。

正常なディスクでも起動しませんでした

もとの障害のあるHDDを外して、正常システムディスクをつないでも起動しない、止まる箇所もほぼ同じということはHDDが原因ではないということ。

この機種は経年によるGPUボードの劣化も多いのでその不具合で間違いないでしょう。なまりフリーハンダにクラックが入っていると思われるGPUチップ部をオーブンで焼いたりという修理方法もネットではたくさん紹介されてますね。過去試したことはありますが、あまり確率も安定もよろしくありません。

現在当店ではGPUボード自体の交換かボードの修理(GPUチップを鉛入りハンダで付け直し交換)、コストと照らし合わせてよりよい方法をお客様とご相談しながら選択していくことにしています。

2009-2011あたりのiMacはGPUボードの故障が多いです。

2009-2011あたりのiMacはGPUボードの故障が多いです。

今回の修理の概算お見積りと、ちょうど販売用の27インチ Late 2013のアップルによるリファービッシュ品(9月まで保証あり、かなりお買い得!)がありましたのでそちらへの乗り換えの、両方のご提案を差し上げましたところ、少しだけプラスでご用意できる後者を選択いただきました。GPUを直してもHDDも交換しないといけないですし、故障が出る可能性もあります。これを機に早いマシンになりますのでよい選択だと思います。

ほどなくHDDも無事に複製完了、データのほうも問題ないようなので、Late 2013のほうへもとのユーザーデータを戻し、作業完了です。

液晶、基板、筐体のリファービッシュ(ほぼ新品)。とても良品で運が良いです。

液晶、基板、筐体のリファービッシュ(ほぼ新品)。とても良品で運が良いです。

作業を終え、お話を伺うと、Onyxというソフトを使っておかしくなったとのことでしたが、かなり前から存在している定番のツールなのでそれは考えにくいです。

titanium software

Onyxというのは、上記仏titanium software のMac専用のメンテナンスツール。これでおかしくなったということは、それ以前よりHDDに障害があってソフトをかけたのがきっかけとなって、障害が表面化してしまったということでしょう。
ということで、こういうディスクをいじるソフトをつ使うときには、

事前にバックアップを取ることをお勧めします。

ご利用ありがとうございました。

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