「ガラスが浮いてきてるんですけど、バッテリー交換はできますか?」とお問い合せ。
拝見すると、ぎゅっと下部がたわんでいます。本体を手で持つと前面、背面共に膨らんでいるのがわかります。
お話を伺うとガラスが浮いて隙間があいてきたので、知らずに瞬間接着剤で隙間を閉じようとされたそう。
おおっと、
これはちょっと厄介かもしれませんね…。
iPadに限らず内部でバッテリーが膨張すると液晶、ガラス(タッチデジタイザ)を破損してしまうことがあります。
今回はまだ損傷は無いように見えますが、
どちらにしてもここまで液晶部に強くテンションがかかっているのであれば、開けてやらないといけません。粘着シールと瞬間接着剤との闘いです。
通常の状態ではないことから、本体側に予期せぬ破損、不可抗力もある可能性をご了解いただき、作業に入っていきます。
少しずつ開けていくと、中からの膨張バッテリーの押し上げとガラスの張力で有る程度は自然にういていきます。
怖いですね。もう少し我慢して使っていたら、液晶パネルごとダメになっていたかも知れません。
時間をかけてゆっくり開けていくことでパーツに損傷を与えず無事開腹することができました。
さて、ようやくバッテリーとご対面です。
バッテリーはただ、劣化するだけならいいのですが、ユーザーさんの使用環境などによっては、膨張することもあります。
さて、後は通常通りバッテリーを交換していくだけです。
ご利用ありがとうございました。
作業時間:180分(充電チェックなど含め)
費用:14000円