ずっと使わずに眠っていた、iPhone 4Sを使える状態にして欲しいとご依頼いただきました。
2011年に登場したiPhone 4Sです。
お子様の小さい頃の写真がこの中にしかないのでそれを救出したいとのことでした。お持込頂いたときは、電源は入らない状態でした。この状態ですと起動するかまったくわかりませんので、起動した隙にバックアップをお薦めして、ご了解を得ましたので、早速確認作業をすすめます。
かなり長い時間、目の届く所で充電をし続けますと、運良く起動しました。
今回は修理以前にデータの方が重要ですので、まずはバックアップを取ります。古いデバイスは一旦正常そうに動作してもすぐにダメになることもありますので、最優先のご要望事項から抑えていきます。
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しばらくして無事データのバックアップの確認ができましたので、次に進みます。
ご覧のように裏面も割れていますが、今回は、バッテリーと画面を交換します。
引き続き、液晶画面の交換に取りかかります。
いろいろと思い出しながら作業を進めていきます。外すネジはいろんなサイズのものが20個程はあります。
開口部の大きな充電口の部品も結構良く交換の依頼がありました。
本体が新品の様に見違えました。お客様には大変喜んでいただきましたが、
それ以上に、お子様の赤ちゃんの時の写真を再び見ることができた喜びがそれをはるかに上回っているご様子でした。
感激しているお客様を見ていてこちらも嬉しくなりました。
ご利用ありがとうございました。