iPod classic MB145J/A A1238 160GB HDDより 音楽 写真 データ救出

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「14年ほど前に購入したipodclassicを使っています。半年ほど前に突然、異音がし、充電しても反応せず使用できなくなりました。本体をまた使えるようになったら1番嬉しいのですが、データだけでも取り出したいです。修理できるか一度診断して見積もりをもらえませんか?」とメールにてお問い合せをいただきました。

糸満市からお越し頂きました。拝見すると、起動時のアップルマークで止まったまま動きません。

既にうらぶたは開けてますが…

既にうらぶたは開けてますが…

本体内部の音に聞き耳を立てますと、小さく「ジー、カシャ、ジー、カシャ」と繰り返しています。完全にHDDに異常があれば大抵「x」(ペケマーク)が表示されることが多いですが、今回はその状況とは違うようです。データ、復旧出来るかも知れません。

バッテンマークが出た場合はHDD異常です(過去修理より)

バッテンマークが出た場合はHDD異常です(過去修理より)

ということでHDDを外して強制コピーマシンに繋いで、正常なディスクに複製して行きましょう。

iPod HDD用アダプタ ZIFをSATAに変換します。

iPod HDD用アダプタ ZIFをSATAに変換します。

これでSATAディスクにハードコピーを取っていきます。

もちろん、元のディスクにエラーがあって、読めない損傷を受けている部分はスキップしていきます。

160GBのこの作業で6時間ほどかかりましたが、最後まで無事複製完了。

 

ただし運良くコピーは終了する場合でも、大抵ファイルシステムがおかしいので、普通にはマウントはできない場合が多く、

今回も同じくマウントできませんでした。よって、

復旧ツールを使って、データ抽出を試していきます。

データを抽出している画面

データを抽出している画面

損傷している部分はスキップしていますので開けないファイルなどもありますが、90%以上の無事データを復旧することができました。

現在HDDはどんどん大容量になって2TBのマシンも珍しくありません。外付けだと4TBのHDDも安くなりました。ただデータ容量が大きい分だけ、HDDを認識しなくなったなどの場合には損害が多大になってしまいます。2箇所以上の場所にデータを置くなど、常日頃からバックアップは心がけて下さい。

さて残ったiPod classic 本体

も動作するのであれば、修理したいとのことですので、作業を続けます。今回は128GBをお選びいただいたので、TarkenさんのFlash Soloアダプタを使って設定をしていきます。

128GB SDカードをセットしました。

128GB SDカードをセットしました。

 

Use iTunes to Restoreの画面(ここは日本語なかったかな?)

Use iTunes to Restoreの画面(ここは日本語なかったかな?)

 

復元をしています。

復元をしています。

 

正常起動しました。

正常起動しました。

 

Windows のiTunes画面

Windows のiTunes画面

この後、バッテリーを換えて動作チェック。全て完了です。ご利用ありがとうございました。

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