浦添市港川より「カコンカコンと音がするようになり起動しなくなった。」とお持ち込みです。3年ほどそのまま放置されていたそうですが、HPで当店の情報をみつけてご相談いただきました。
さて、起動しますと中から異音がして正常には進みません。
バッテンマーク出現
” http://www.apple.com/support/ipod/ “は ” https://support.apple.com/ipod-touch “へ転送しました。もう、iPod 全般ではなく、iPod “touch”のみのサポートということですね。
異音がして起動しない場合、内蔵HDDの不具合でほぼ間違いないので、分解してSDカード式へと交換します。
開腹
HDDをSDカード式(iFlashSOLO)に交換
ディスクを交換した後はiPodをコンピュータに繋いで復元する必要がありますが、手元のmacOS Monterey 12.6.3では正常に復元することができませんでした(認識はするが最後まで順当にすすまない)。
Windows側で一旦復元をしてみます
問題なく復元できました!
お客様はMacでお使いとのことでしたので、この後macOSの古いバージョン10.11.6で試して、問題なく復元できることも確認しました。
iPod classicはスピーカーを内蔵していませんので、音楽がなるかどうかはイヤフォンジャック経由での確認になります。
こちら問題ありませんでした。
おまけ:Macでの曲の移動について
巷の情報によると曲の移動はmacOS Mojave 10.14 まではおおむね大丈夫な様です。Catalina 10.15 あたりからはより安定しなくなり、Big Surあたりではかなり厳しい模様とのこと。先ほどまともに復元できなかったMontereyを使って曲の移動をしてみます。
実は一番最初、Montereyでは認識もしなかったのですが、iPod classicを繋いだままMacを再起動すると
認識し始めました。
ではMacのMusic内の曲データをコピーしてみましょう。
ドラッグドロップでコピー
コピーした音楽は問題なく聴くことができました。iPod classicは人気のあったApple製品ですが、今となっては新しめのMacよりも古いMac、下手するとWindowsの方が安定して連携できるかもしれません。
その他、
Finderでは認識しても、「ミュージック」では認識しない
というパターンもMontereyではありました。
上記からMacを再起動したら繋がることもあります。繋がったり繋がらなかったりすると原因特定が難しいですね。
こちらにて完了です。ご利用ありがとうございました。