「修理しなくてもいいので、中に入っているデータが取りたいです」とご相談です。
iPod (Dock Connector) 40GB、これは2003年発売の第3世代になります。
電源も入り画面も映るもののケーブルを繋いでもうんともすんともいいません。HDDがおかしいと予測されます。
当時の東芝は小さなHDDでは世界最先端を行ってました。かなり小さな500円玉サイズの0.85インチのHDDもありますよ(2004年)。
「東芝の0.85型HDDが世界最小」とギネスが認定
DynaBookも世界的に人気ありましたが個人的にはアメリカで大きな訴訟で負けた辺りからなんだかおかしくなっちゃった気がします。原発も今更アウトですし…。今、日本の大企業はどこも調子良くないですね。困ったもんです。
さて、本題にもどります。
分解して行きましたがもちろん通常のハードディスクとは規格が違うので、すぐに作業に入ることができません。
これってPowerBook G3とかと同じだったような気がしますが…そういえばこのタイプはまだなかったですね。
まずはアダプタ入手からしないといけません。アダプタ入手少々お時間かかりました…(>o<)
ハードコピー出来そうであれば、大元のオリジナルディスクをあれこれいじるより、複製出来た方をいろいろ試していくことの方が安全ですので、その流れに沿って進めます。
ハードコピーはほぼうまく行きました。ただもとより認識しない問題のあるHDDのコピーなので、やはりすんなりとは認識しません。
メンテナンス作業を一通り終えた所、通常通りマウントすることができました。
ここまでくれば、データは99%以上の復旧です。
ご利用ありがとうございました。