Mac mini (Late 2014) 突然落ちる様になった コンデンサ交換 基板修理

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「電源入れていてもいつの間にか落ちていたり、使っている途中で突然落ちたりするんです」とお持ち込み。

Mac miniを開けるには専用の工具が2種類必要です。まずはいじり防止トルクスネジ対応のドライバー。

いじり防止トルクスネジが使われています。

いじり防止トルクスネジが使われています。

いじり防止ねじとは?トルクスネジ、いたずら防止ねじとの違いとは?

いじり防止ネジにはいろんな種類があるんですね。トルクスの受け側の真ん中にぼっちりが出ているので、その部分がへこんだ工具が必要です。

そしてU字になったバーを使います。

U字のバーをテコの原理で2〜3回挿し直し手前に漕ぐように動かして基板を引っ張り出します。

U字のバーをテコの原理で2〜3回挿し直し手前に漕ぐように動かして基板を引っ張り出します。

 

両サイドのツメが外れるとスルッと外れます。

両サイドのツメが外れるとスルッと外れます。

基板には各種ケーブルがささっているので、それぞれを外して基板を抜きます。

基板取り出しの図。

基板取り出しの図。

 

とりあえず電源を交換してみることにしました。

とりあえず電源を交換してみることにしました。

 

基板側に目視での異常はみられませんね。

基板側に目視での異常はみられませんね。

 

電池も劣化していたので交換しておきました。

電池も劣化していたので交換しておきました。

これで一度電源入りましたが…しばらくするとやはり落ちてしまいました。

電源ではなさそうなので、再度基板の洗浄後チェックすることにします。回路図探さなきゃ…と。

洗浄がおわり入念にチェックして行くと、

なんと

表面実装のコンデンサーが浮いてきてるではありませんか!

表面実装のコンデンサーが浮いてきてるではありませんか!

いやー気づきませんでした。もしかしたら同様の故障多いのかも知れませんね。

突然落ちるのはほぼこのせいだと思われます。ひとつは触るとポロリと取れてしまいました。

アルミ電解コンデンサ 16V 39μF 5x6mm

アルミ電解コンデンサ 16V 39μF 5x6mm

目視でわかる部品でよかったです。

適合するコンデンサを部品屋さんに探して貰いました。

適合するコンデンサを部品屋さんに探して貰いました。

 

届きましたので交換していきます。

届きましたので交換していきます。

 

取りあえず浮いた部分のみ交換してテストします。

取りあえず浮いた部分のみ交換してテストします。

 

無事安定起動するようになりました。

無事安定起動するようになりました。

この後、基板上の同型コンデンサは念のため全て取り替えることとして、修理完了です。

ご利用ありがとうございました。

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