MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016) 充電ゼロで重要な書類が見れない USB充電口交換

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「充電の調子が悪くなってきていましたが、だましだまし使っていました。すると今日突然全く充電できなくなってしまって…それでも作業をしないといけずバッテリーがなくなるまで使ってましたが何にも動かない状態になりました。来週提出する重要な書類が入っているのでどうにかなりませんか…?」とかなり切羽詰まった状態のご様子でお電話をいただきました。

MacBook のこのモデルはUSB-Cが1個だけという設計なので、充電口を変えて充電することもできません。こういう時に困りますね。またデータドライブも基板直付けになっていますので、ドライブを外してデータを取ることもできません。この本体を修理しないといけないのです。

今回は単純に充電ができなくなっただけということなので、充電口を確認してみましょう。

問題の充電口

問題の充電口

目視では特に異常があるかどうかはわかりませんが、お持ちいただいた充電ケーブルでも、お店のテスト用のケーブルでも反応がありません。これは充電口を交換してチェックする必要があります。幸い部品の在庫もありました。

MacBook 12は軽量にするためにあちこちの部品が軽く、薄いです。分解する時にケーブルを切らないように分解していきます。

リアパネルを開ける際に薄く開けて、バッテリーのスイッチを切ります。

リアパネルを開ける際に薄く開けて、バッテリーのスイッチを切ります。

これで安心して作業できますね。

元からついている部品を取り外して、新しい部品と交換します。

元からついている部品を取り外して、新しい部品と交換します。

 

新しいパーツに入れ替えています。

新しいパーツに入れ替えています。

結構きつめに入っているので、無理のないようヒンジのネジを外したりしながらゆっくり収まったら、内部のネジを一旦全て締めてテストです。あまりに入りにくい場合には液晶部を外した方がやりやすいです。

壊れた821-00828-A 部品。目視では損傷わかりませんね。

壊れた821-00828-A 部品。目視では損傷わかりませんね。

 

電流が流れ始めました。

電流が流れ始めました。

バッテリーは0%の状態でした。しばらく充電して問題ないかのチェックをします。

順調に充電が増えるのを確認して完了です。

順調に充電が増えるのを確認して完了です。

修理完了をお伝えしますと、とてもお喜びでした。

このUSB-Cコネクタに「温泉卵」をこぼしてから充電口の調子がおかしくなり始めたが、だましだまし使い続けていたそうです。ケーブルもいろいろ交換された様で、今回MacBookとお預かりした充電ケーブルも壊れていました。

再利用しない方が良いですとお伝えしますと充電ケーブルもお買い求めいただき、修理完了です。

ご利用ありがとうございました。

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