「起動しなくなったので診て欲しい。データも必要だがこのAirは小さくて便利なのでMacのほうも直して貰いたい。」とお持ち込みです。
11インチのMacBook Airは小さくて便利ですよね。早速起動不良の原因を調べていくことにします。
SSDになんらかの障害が出ていることが考えられます。
本体にテスト用のSSDを入れてチェックをします。
オリジナルのデータは作業用ディスクに救出できましたが、正常な状態ではありません。
そのままテスト用システムで「移行アシスタント」を起動して覗いてみました。
Data領域としてはかろうじて認識できているようですが、本来あるはずの容量を超えた上でダブってあるのはおかしいですね。ただのディスク劣化でしょうか?どうやるとこの様におかしくなるのか…。
元のディスクには異常がある可能性が高いので、サイズアップも兼ねて新品SSDに交換してデータを戻せるかを試してみます。
さしあたり異常があるのは分かっていますが、全てを転送してみます。
通常使っていたというユーザーでログインし1時間以上待ちましたが、ぐるぐると読み込みを続けるだけでログインできません。強制終了して2番目のユーザーで入ってみますと入れましたが、やはり動作が遅く正常ではありません。
今回はデータが残っているのは目に見えていますので、新規ユーザーを作ってそこからデータのみを抜いていくことにしました。
フォルダに残ったデータをまずは本体SSDへコピーを行います。アプリや環境設定などはご自身でやってもらう必要はありますが、この後も使っていくことを考えますとこれがベストだと思われます。
お渡し時にお客様とご一緒に確認して問題ないかをご判断いただいてすべての作業は完了となります。
ご利用ありがとうございました。