「MacBook AirのBootCampを使ってWindows 10を入れたいけど、自分でやって失敗してしまいました」とお困りのご様子。メールにてご予約を頂きました。
お持ち込み頂き早速拝見していきます。
一番初期の10.7が入っていました。データも残す必要がないということで、OSXバージョンアップも同時に行うことになりました。
10.10からマシンによっては極端に遅くなりますので、とりあえず10.9へあげましたが、お客様はどうせならもう少し新しくしたいとのこと。
まあ、このスペックならそこまで気にすることもないかもしれませんね。ただ2011はこの機種の搭載可能な上限バージョンは10.13。若干問題を抱える10.13よりは10.12をお薦めして、そのままアップグレードを行いました。
さっそくBootCampで
Windows10を入れていく準備を進めていきます。
この後に続く「USB起動ディスク作成」の表記は7か8でとかいてあったので少々気にはなりましたが…
やはり問題が!
「64 ビット Windows 8 またはそれ以降の ISO ファイルが必要です。このプラットフォームでインストールできるのは 64 ビットWindows または64 ビットWindows 7のみです。64 ビットWindows または64 ビットWindows 7のインストール用 ISO ファイルを使用してください。」
つまりは10のISOと認識はしているが、インストールが許されていないということ。
Boot Camp アシスタントで Mac に Windows 10 をインストールする
どうも2011までのBootCampではWindows 7か8までしか対応していないことが判明。このままBootCampインストール手順に沿ってWindows 10を入れるのは不可能な様です。
方法をいろいろ探してみましたが、これはOS依存ではなく、機種依存なのでBootCampを入れ替えてどうにかなると言う問題ではなさそうです。初めて知ったような、普段はVMwareとかParallelが多いからもう忘れてしまっているような…
さてさて、ちょっと考えて変則的な方法をとってみました。
とりあえず先に進むために
Windows 7の起動ディスクを作らせてみます。
ここで再起動になりますが、
今作った7のインストールUSB起動ディスクではなく、別で用意した10のインストールUSB起動ディスクと入れ替えてみることにします。
Windows 10 インストール様のISOデータはマイクロソフトで無料配布されています。
が、だめでした。
まあ、予期されていたことですが、7、8しか対応していませんと言われたBootCampでは、ことごとく10は入ってくれないようです。では他の方法をとりましょう。少々遠回りしましたが下記はうまく行った手順です。
1、普通に7をインストールしていきます。
こちらはアプリの指示通りすすめてもらって全く問題はありません。
2、その後無料アップグレードを使用して7から10へアップグレードをする。
問題無く7が入ったら、アップグレードするだけ。10にアップグレードする前に必須となるのは下記2点。
- 必要な7の正規プロダクトキー(あたりまえ)
- Boot Camp Support Software 5.1.5621(各種ドライバ類)
1は正規で取得して下さい。現在探せば安価なものもあります。Windows 7から10へのアップグレードの際に必要になります。
2は7が入っている状態でインストールしておくのが良いです。BootCampの説明に沿うとそれだけでもう一つUSBディスクを作りましょうみたいなことかいてますが、インストールUSB起動ディスクを作った時点でそこへダウンロードしたZIPを展開してコピーしておくと良いと思います。
ということで、問題無くインストールできました。
今回は韓国のお客様なので韓国語言語も入れておきます。
マシンのスペックでの制限でもなく、ただBootCampの仕様として10を弾くようになっていたようです。念のため問題がおきたらまたお声かけ下さいとお伝えして今回は完了です。
ご利用ありがとうございました。
追記メモ:
その他の成功している方法です。