「You were able to service my MacBook Air successfully in 2019! I’m hoping you could help again. My computer likely needs a new battery but there may be other issues as well because it is operating very slowly. Could I drop it off at your shop on Tuesday afternoon? 」とお問い合せ。
2019年にも修理のご依頼を頂きましたイギリス人のお客様より、再度のご依頼です。バッテリーの交換も必要な様だが、それよりマシンがとても遅くなったので何とかして欲しいとのこと。
SSDを交換して高額になったりするのであれば修理はしたくないとのことなので、まずは初期化をしてみたいとご相談。
データバックアップを取ってない。
とのことなので、こちらでバックアップを取る作業からはじめることになりました。
当店の作業用ディスクでTimeMachineバックアップを取っていきます。
バックアップ終わりましたので、本体側ディスクを初期化をして異常がなければ、TimeMachineバックアップから復元をしていきます。
ディスクユーティリティで初期化後タイムマシンバックアップから復元
作業用ディスクから復元を目指します。
復元完了。
無事、データも元通り、動作もサクサクになり改善しましたが、毎回、OSXへのアップグレードは慎重にした方がよろしいですね。なんらかの原因で不具合が起きていたのだと考えられます。
無事Big Surにユーザーデータを復元することができました。
あて、まだバッテリー交換推奨の表示は出ていますので、チェックをすすめます。
実際のバッテリーの能力はどうでしょうか、
State of charge＝バッテリーの状態(%)です。
新品時の50%程度に落ちているようです。充電回数は381回とまあまあ多め。こちらも交換して欲しいとのことでしたので、引き続き交換作業を進めます。
リアパネルを開けて交換していきます。
MacBook AIrのバッテリー交換は比較的簡単です。
しかし！
新しいバッテリーでも表示が変わりません。
バッテリー交換推奨
調べて見ると、ベータ版時代にはバッテリー交換などもしていない半年ほど使用のMacでも出ているらしいので、試しに同型機から違うバージョンのシステムのSSDに差し替えて起動したところ所、バッテリー異常表示はでなくなりました。
古いOSバージョンでは異常がでない。
これは、どうやらBig Surのバグと見てもよさそうです。
After Installing MacOS Big Sur latest beta update, My mac is showing battery service required warning in battery Icon.
正規版になっても2016、2017年のMacBook Proなどで充電ができない不具合が起きている話もありました。Big Surはどうもバッテリー周りの不具合が多い様ですね。
2016 年／2017 年モデルの MacBook Pro のバッテリー充電が 1 % から先に進まない場合
macOS 11 Big SurへアップグレードしたMacBook Air/Proで急激なバッテリードレインが報告される。
ここでお客様はお急ぎと言うことでその日でお返しすることになりました。後日何か有れば対応するということで完了です。
完了です。
ご利用ありがとうございました。
