MacBook Air (M1, 2020) A2337 EMC3598 コーヒーをキーボードにこぼした 水没 分解チェック

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「Macのキーボード部分にコーヒーをこぼしてしまった」とお持ち込みです。

電源はご自身でOFFにされたとのこと。それからは一度も電源を入れていないとのこと。

コーヒーはどこまで浸透しているのか!

まずは分解してチェックし必要に応じて洗浄もしていきます。

この水没処理だけでも復活する可能性は高いです。諦めずに作業をしていきます。

開けるだけで電源は入るはずなのですが真っ暗です。

開けるだけで電源は入るはずなのですが真っ暗です。

 

裏蓋を開けパッと見た目では、濡れた跡は見られません。

裏蓋を開けパッと見た目では、濡れた跡は見られません。

 

メインの基板もおそらく無事。

メインの基板もおそらく無事。

 

サウンドボードも両面確認ました。濡れているように見えるのは、基板のコーティングです。

サウンドボードも両面確認ました。濡れているように見えるのは、基板のコーティングです。

 

同ボード。

同ボード。

 

Wi-Fiアンテナには少々シミのようなものがありましたが、こちらも問題なさそうです。

Wi-Fiアンテナには少々シミのようなものがありましたが、こちらも問題なさそうです。

 

トラックパッドも外してチェック。

トラックパッドも外してチェック。

これまでのチェック箇所では、大きく濡れた様子は感じませんでした。一番影響が大きいと考えられる、キーボードにアクセスするには、バッテリーとスピーカーも外していいきます。

固定していシールを取り除けば、比較的簡単に外すことができます。

固定していシールを取り除けば、比較的簡単に外すことができます。

 

キーボードの裏にあるのは、バックライト付きシートカバーです。

キーボードの裏にあるのは、バックライト付きシートカバーです。

 

所々接着剤で固定されいるので丁寧に剥がしていきます。

所々接着剤で固定されいるので丁寧に剥がしていきます。

 

キーボード交換の場合に見るパーツです。薄くてペラペラとしています。

キーボード交換の場合に見るパーツです。薄くてペラペラとしています。

 

ここまで分解してみないと濡れた跡がチェック出来ないとなると、運良く被害は最小限であったことが考えられます。

ここまで分解してみないと濡れた跡がチェック出来ないとなると、運良く被害は最小限であったことが考えられます。

 

併せて、各コネクタの接点の腐食がないかチェックします。

併せて、各コネクタの接点の腐食がないかチェックします。キーボードのケーブルです。

 

これはマイクのケーブル。

これはマイクのケーブル。

 

USB-Cのコネクタです。

USB-Cのコネクタです。

キーボードは裏のシートカバーは外している状態で、念のため乾燥させていきます。

 

最終的に組み上げて電源を入れると、正常起動することが確認できました。

正常起動しています。

正常起動しています。

 

AppleのDiagnostick TESTも問題は検出されませんでした。

AppleのDiagnostick TESTも問題は検出されませんでした。

他にも、キーボード、WiFi、カメラ、スピーカー、イヤホンジャック、充電のチェックをおこないました。

現時点では特に問題はありませんでした。

今回はコーヒーの侵入箇所としてはアンテナあたりかもしれません。最小限度の侵入で良かったです。

ただ今回の様な事故でデータがなくなってお困りにならないよう、こまめにバックアップを取ることをお薦めして終了です。

ご利用ありがとうございました。

 

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