MacBook Pro (13-inch, M1, 2020) データがいっぱいで起動できなくなった 初期化した後は?

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企業様より「調子が悪く再起動をすると起動できなくなった」と連絡をいただきました。

電源を入れると

「選択したディスク上のバージョンのmacOSは再インストールする必要があります。

“復旧”を使用してmacOSを再インストールするか、別の起動ディスクを選択してください。」

と表示され起動しないとのこと。

そのまま復旧を押すと

そのまま復旧を押すと

復旧(リカバリー)モードに入って、システムを上書きしようとするもディスクの容量に空きがなさすぎてできません。

おおっと起動ディスクとして設定すらできません。

おおっと起動ディスクとして設定すらできません。

TimeMachineでバックアップは取っているとのことですので、一度消去してTimeMachineからデータを書き込む方法で復旧を目指します。

M1シリーズ以降はパワーボタン長押しでオプションを出してリカバリーです。

M1シリーズ以降はパワーボタン長押しでオプションを出してリカバリーです。

ディスクユーティリティで一旦初期化して、該当するOSXをインストール。その後TimeMachineから引越しします。

TimeMachineのバックアップ。

TimeMachineのバックアップ。

最新のデータを選んでユーザーデータを移行していきます。

先に進むと、そのままではデータが大きすぎることが判明

先に進むと、そのままではデータが大きすぎることが判明

内蔵ディスクが1TBですが、現在のMacは内臓SSDのサイズを増やすことはできません。

面倒くさい方法となりますが、おそらくこの方法が一番スムーズに環境を元に戻せるはずです。

1、デスクトップのデータが800GB近くありますので、そちらの移動のみキャンセルし、TimeMachineを使ってできる限りユーザー環境をコピーします。この時点でファイルさえあれば、作業環境は戻せます。

2、続いて2TBの外部ディスクに起動システムをインストール。そこにオリジナルのTimeMachineから今度はデスクトップを含む全ユーザーデータを戻します。こちらは別マシンで行えば、1の作業環境は動かせます。

3、2で作った外付けのユーザーフォルダから、必要なデータを本体側のシステム、もしくは別の外付けバックアップHDDへコピーする。

こちらで無事マシンは復活することができましたが、ただ容量が逼迫するだけでこの様な予期せぬ不具合が生じます。まず、データがいっぱいになり、システムディスクに空きがなくなると動作が遅くなるはずです。その状態で使用しているとどんどん遅くなってフリーズすることも出てくるはずです。その後、電源を落とす、強制終了などをするとかなり危険です。

データいっぱいにすると最悪マシンが壊れることもありますので、容量の管理には十分注意を払ってください。

※このところ忙しくブログの更新ができていません。週一くらいのペースに落とそうと思います。

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