「以前120GBのSSDに変更してBootCampも使っていたが、さすがに容量が足りなくなったので大きくして欲しい」とご相談。
まだSSDが高額な時期に120GBに換装して、Mac用60GB、Win用60GBにわけてお使いだったそうです。容量が足りなくなってきたので、今回一気に500GBにアップしたいとのこと。まだまだ頑張る2012年発売のMacBook Pro 13です。
さて、HDDから同容量のSSDへの複製は、コピーマシンにかければ一発でいいのですが、以下の様な場合には方法が変わってきますので少し注意が必要です。当店ではサイズアップの場合もサイズダウンの場合もMacintosh、Windows問わず、基本そのままの環境で継続して使用出来る様に引っ越し作業を行っています。(ログインパスなどが必要になります)
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サイズアップする
より広い作業スペースのために、オリジナルのSSDから、より大きなSSDに変更する。
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サイズダウンする
オリジナルの例えば1TB HDDから、より小さなSSD(120GB、240GB、500GB)に変更する。1TBを使い切るユーザーはあまりいないためSSDのサイズを小さくするとSSD部品のコスト分安価にすることができます。
サイズ違いのメディアにユーザーデータを引っ越しするには、有料のコピー専用ツールを使うのが一番安定していると思います。MacにおいてはCarbonCopyClonerやSuperDuper、WindowsですとAomeiやEaseUSブランドなどが代表格?でしょうか。(Windowsの場合はSSDに有料ツールがついているものもありますので初心者の方はそちらを選択するとよいでしょう。)
今回は特殊なBootCamp領域のコピーです。
こちらもフリーのツールはありますが、単純にWincloneを使う方が手っ取り早いです。おおまかな手順としては以下になります。
- 新しいSSDをOSXのディスクユーティリティを使ってMac、Winそれぞれ250GB(任意)づつでフォーマットします。(WindowsはMS-DOS)
- Wincloneを使って、BootCamp領域を新しいWindows領域へコピーします。(画像はバーチャル環境の10.10です)
- Wincloneの作業が終わったらBootCamp部分が起動するかを確認する。
- 今回はバージョンアップのご希望もありましたのでMacintosh領域にこのモデルに入る上限のバージョンCatalinaをインストールします。
- Catalinaを起動してMacintosh部分のユーザーデータを復元していく。
以上の作業で無事引っ越し完了です。
ご利用ありがとうございました。