MacBook Pro 15 Late 2011 A1286 メモリスロット? CPU? 異常

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「中古で買ったMacBook Pro 15 Late 2011をSSDに交換して欲しい」とお持ち込み。

2011年度モデルですが、この機種は増強がしやすいので、まだまだ人気がありますね。High Sierraで動作してますが、さすがはi7、HDDでの動作も軽快に動作しています。

特には問題なさそうなので、SSDの方へデータをさくっと複製し完了!

の予定だったのですが…

SSDに交換してみると、なんだかとても動作が遅い…HDDの時の方が動作は速かったような…とてもSSDに換えた後のスピードとは思えません。

ドライブやその周辺の接続ケーブル類もチェックしましたが、異常はなさそうです。うーん単純にマシンの能力のテストを行ってみました。

使ったのはGeekBenchです。(新しいバージョン4があるのを知らず古い3でやってしまいました。)

Macアプリ「Geekbench」ベンチマークを測定が詳しいです(このサイトではバージョン4を使っていますが)

 

この数値はいくらなんでも???

この数値はいくらなんでも???

全般的に数値が悪いです。

1世代前のA1286同型機がありましたので、同様にテストしてみると、

こちらはEarly 2011。まずまずの数値です。

こちらはEarly 2011。まずまずの数値です。

同じi7でも新しい型が古い型より遅いわけもなく、これはなんらかの異常があると見た方が良さそうです。

お預かりしたMacBook Pro 15 のメモリを入れ替えて見ます。動作はするが速度が上がらないということは、CPU、メモリ、その他のチップに異常があるのかもしれません。

メモリの差し替えなどを行っていると、メモリスロットの異常と思われるビープ音がなって起動しなくなりました。スロットの異常だとすぐにフリーズや起動しなくなったりするはずです。この機種はスロット下段の不良が多いので、チェックを続けてみましたが、上段下段関係無く、正常起動をしたり、ビープ音がなったりします。メモリ自体のチェックもしましたが、異常もありません。

正常動作をした際、心なしか速く動作しているようなので、再度ベンチかけてみました。

こんどは1万越え…これはおそらく正常値でしょうね。

こんどは1万越え…これはおそらく正常値でしょうね。

今度はおそらく正常値を示しています。動作にムラがあります。

まったく動作しないものが部品交換で正常動作するのであれば、その部分が不良と思われますが、

中途半端に動作してしまうものは原因特定が難しいです

この様な場合は通常は基板交換になりますが…

今回は中古ショップで買ったばかりとのこと。時間とコストをかければ修復できる可能性もありますが、もともとお客様も、おそらくそのショップも気づかなかった不具合を発見しましたので、そのショップと交換や返金などを相談して貰うことにして、今回はSSDへの交換増強はせず、そのまま返却させて頂きました。

ご利用ありがとうございました。

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