「いろいろ自分でネットを探してGPUをはずす設定をやってみたんですが、どうもうまくいかないので診て貰えませんか?」とお持ち込み。
2011〜2013年モデルのMacBook Pro 15には統合型GPUと拡張GPUの二つが搭載されていまして、拡張された方が壊れて(おそらくハンダクラックなど)正常に起動しなくなる場合があります。今回もそれではないか思われます。それにしてもiMac、MacBook ProはGPUの不具合多いですね。そういえばMBP 15 2010はコンデンサの不具合もありましたね。
さて、起動確認してみましょう。
ということで、ほぼGPU不良だと思われます。起動時にシングルユーザーモードに入ってGPUを無効化するコマンドを入力してみることにします。基板修理ではないですので、自由に試すことができますね。
参考サイト
詳細は下記などをご参照下さい。ネットに情報は多いのでこちらではコマンドについては割愛します。1箇所のサイトに書いていることを試してもダメな場合には他のサイトを探してみましょう。
MacBook Pro 2011のdGPU問題を解決する方法
さて作業完了後、試験起動します。
起動しました!
お客様は「いろいろ試したけど、自分ではできませんでした、どうやってやったんですか?良かったです!」と喜んで頂きました。コマンド入力で説明通りにうまくいかない部分があった場合には、いろいろ情報を探して試行錯誤しながら作業を続けた結果うまく起動することができました。
ソフトウェアでの制御なので、改変があった場合にはまたもとに戻ってしまうことをお伝えして完了です。
ご利用ありがとうございました。
余談
起動はするが途中でフリーズする場合や、または起動時に機能拡張を無効にする「Shift押し下げ + 電源」で起動するのであれば、このアプリが有効かも知れません。
詳しい使い方などについてはこちらも情報が多いので探せばすぐに見つかると思います。それでは同様の件でお悩みの方、ご検討お祈りします。