宜野湾の企業様より「最近動作が遅いんです。どうにかなりませんか?」とご相談。
まずは本体の確認をします。
トラックパッドあたりが少々膨れていました。バッテリー膨張の可能性大。今回はバッテリーの交換と、数回アップデートする度に遅くなってしまったことの対応です。お客さまによると、このひとつ前のバージョンでもまだ動作が速かったということで、12 Montereyからダウングレードすることになりました。
完了しましたので、バッテリー交換も行います。
ダウングレード目標と再設定
今回は12 Montereyから10.15Catalinaへとダウングレードの予定で進めます。メインで使うのはMicrosoftのオフィスということですので、プロダクトキーをお持ちか確認しましたが、手元にはないとのこと。ダウングレードでも必要なデータは移動できますが、アプリや設定などは再度行う必要があり、そのときにプロダクトキー、シリアルなどが必要になります。
今回、当店にて販売しておりました、中古のMacbook Air M1も同時にお買い上げいただきました。そちらもオフィスの設定をご希望でしたので、2台で使えるOffice 2021を導入することにしました。
Microsoft OfficeはMicrosoftアカウントに紐付けされます。Microsoftアカウントもわからないということでしたので、まずは新たにアカウント作成から始めます。
まずはM1側の設定から
オフィス設定は問題なく終わり、引き続きメアドなどの設定です。
MacBook 15インチ MID 2015の設定
なんとMontereyで取ったTimeMachineディスクは10.15 Catalinaでは中身が確認できないことが判明…。
Montereyで動作する別のMacで見ると無事確認できました。間違って消してしまったかとちょっとだけヒヤリ。ダウングレードしたい人にはひどい仕様ですね。他のマシンでもみれる様に別のHFS+フォーマットのHDDにデータをコピーしていきます。
BigSurあたりからTimeMachineディスクの仕様改変があるのは知っていました(手動でそのディスクにコピーをすることができない。TimeMachine以外には使うなということだと思います)が、OSXバージョンによっては見えないこともあるとは…。ちょいと困りますね。ちなみにTimeMachineディスクの複製も普通にコピーしたりするだけではうまくいきません。これにはCarbonCopyClonerも対応できません。現状知っているのはSuperDuper!というツールのみが有効です。
っっと。なんと(2度目)
CatalinaではOffice 2021がインストールできない!
まさかCatalinaでも使えなくするとはMicrosoftの〇〇。いやこれは私が迂闊でした。
12 Montereyから 10.15 Catalinaにした後、お客様の了解を得て11 BigSurにすることになりました。
BigSurならデータ見れるので、わざわざデータコピーする必要なかったです。
少し遠回りをしたりしましたが、無事どちらも必要な設定をして完了となりました。
しばらくお使いいただいて、問題がある場合にはTimeMachineのバックアップがありますので、元のMontereyの状態へも戻すことができますとお伝えさせていただきました。
ご利用ありがとうございました。