お電話で「ウイルスソフトで除去できないものがあること、また動作が遅いので改善して欲しい」とご相談です。
21.5インチの一体型Windowsですね。9kg前後とかなり重い本体です。早速電源を入れて確認です。
HDD劣化の可能性大です。お客さまはMicrosoft エクセル、ワードをメインに使っているとのこと。プロダクトキーはないとのこと。HDD劣化もあるのでデータのバックアップもかねて、現在使用しているユーザーのまま新しいSSDに引っ越しを目指すことになりました。
さっそく分解していきましょう。
今回は主に
- 2TBHDDから1TBSSDに交換して速度改善
- Windows 10にアップグレード
- ESETで消せない検出ファイルの削除
で進めます。
それにしてもホコリがすごいです。
裏蓋の下部は本体側のフックにかかっていますので一番最後に外します。戻すときは逆の手順になります。この裏蓋だけでも数キロありますね。
おおまかにホコリを落としたら内蔵HDDの確認です。
正常表示は出ていますが、このチェックをする際の接続〜認識にもまあまあな時間がかかりました。経年劣化しているものと思われます。元々のHDD使用量は500GB程度、総量2TBの容量は必要ないとのことでしたので、ユーザーデータをそのまま1TB SSDへサイズダウンを試みます。
起動チェックです。
さくさく動作して問題ありませんので引き続きWindows 10にアップグレードしていきます。
Windows 10へのアップグレードも無事終わりましたので、気になるファイルの削除をおこなっていきます。追加でMalware Bytes AntiMalwareを使います。
遅いのはこのせいもあった可能性があります。引き続きESETが何か言ってきました。
動画コンバートソフトが必要でつい最近インストールされた様ですが、事後に了解をもらうことにしてこちらも全てアンインストールします。
ESETでは3つのうち1つしか捨てられなかったので、手動で捨てていきます。最後に再起動です。
SmartVisionというのは地デジチューナーでテレビを見れる様にするアプリ。テレビは見ないとのことでしたので、お渡しする際に確認してもらうことにして、念の為メモリチェックも行いました。
最後にESETで再度確認して、問題がないかの確認を行います。
これで作業完了となります。
お客様は年明けでも良いですと言っていただいておりましたが、年内で仕上げができたことを伝えると「やっぱり大きな画面の方が仕事がしやすいです。」とお喜びいただきました。
ご利用ありがとうございました。