LAVIE Tab E TE410/JAW PC-TE410JAW 充電不良 USBコネクタ 基板修理

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県外より、充電が出来ないと修理のご依頼を頂きました。

NEC LAVIE Tabシリーズは、充電不良が非常に多く、USBコネクタと基板接点の破損がほとんどですが、USB差し込み口の内部自体を破損させている場合もあります。

早速分解してチェックしていきます。

バッテリー残量がないので電源ボタンおしても反応はありません。

バッテリー残量がないので電源ボタンおしても反応はありません。

 

裏蓋は爪で止まっているので比較的簡単にあけることが可能です。

裏蓋は爪で止まっているので比較的簡単にあけることが可能です。

 

基板はネジと爪で固定されています。キツく固定されているので、基板を傷めないように注意して取り外します。

基板はネジと爪で固定されています。キツく固定されているので、基板を傷めないように注意して取り外します。

 

コネクタの接合部分を見ると、樹脂で固定されているのが確認できます。メーカーもこの箇所に負担がかかることを認識しているということなのかもしれません。

透明な樹脂でコーティングされています。

透明な樹脂でコーティングされています。

 

樹脂を取り外して、マイクロスコープで状態を確認します。

樹脂を取り外して、マイクロスコープで状態を確認します。

一見問題なさそうに見えますが、ピンセットの先で足の一本一本を押してチェックすると動いて、接合されていないことが確認できます。

接地せずにグラグラ動きます。

接地せずにグラグラ動きます。

このとき、単に接触不良な状態であればいいのですが、基板パターンごと剥離していると修理不可の場合もあります。

矢印はひび割れが確認出来た箇所です。

矢印はひび割れが確認出来た箇所です。

改めてハンダをしていくのですが、その段階で、パターンが剥離していることが判明することもあります。

全体が完全に剥離した状態でなく、パターンの端でも残っているか、または回路を追えれば導線で電流が流れる状態がつくれます。

ただ土台の接点部が非常に小さい場合、簡単に充電不良になる可能性もあります。この場合は大切なデータが入っていれば、バックアップを最優先にしていただき、将来的にはタブレットの買い替えを検討いただくこともご提案いたします。

今回はハンダの付け直しで安定して充電することが確認できました。

今回はハンダの付け直しで安定して充電することが確認できました。

 

少しでも強度を出すように樹脂で固めて作業完了です。

少しでも強度を出すように樹脂で固めて作業完了です。

 

充電チェックも問題なしです。

充電チェックも問題なしです。

 

ケーブル抜き差しの負担を軽減するため、マグネットタイプの充電ケーブルをサービスでお付けしています。

ケーブル抜き差しの負担を軽減するため、マグネットタイプの充電ケーブルをサービスでお付けしています。

遠方の方でも郵送対応にて修理を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

ご利用ありがとうございました。

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