Panasonic Let’s note CF-SX2 熱くなる CPUグリス 塗り直し

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

「長く使っていると本体が熱くなって使いづらいんです。買った時期はこうじゃなかったんですが、どうにかなりますでしょうか?」とご相談です。

多くのラップトップコンピュータはファンによる空冷式です。ファンや吸排気部分にホコリが詰まってヒートシンクの熱伝導がうまくいかない場合には、うまく放熱できなくて熱くなることがあります。

CPU部品は80度に届かない程度であれば問題無い設計になっているようですが、それでも上がり過ぎると発熱を抑えるためスピードが遅くなったり、最悪な場合には熱暴走(狂って正常に動作しなくなる)が起きたりします。最悪な場合には電源が落ちることもあります。冷えている方がよいということです。

今回、しばらく使いながら、ツール(Download Speccy | Find your computer specs, free! (ccleaner.com))で温度上昇を見ましたが急激に上がるわけでもありませんでした。

ただ作動自体は正常ですが、お客様曰く自宅で使っている時には確実に本体は熱くなっていくとのことでしたので、分解清掃を行いながら内部をチェックしながら考えられる手立てを施していくことで対処することになりました。

ネジ多いです

ネジ多いです。

 

ドライブの中にも外さないといけないネジがあります。

ドライブの中にも外さないといけないネジがあります。

 

開けると外れるスイッチ部品。なくさない様にしましょう。

開けると外れるスイッチ部品。なくさない様にしましょう。

 

こんな感じで開きます。

こんな感じで開きます。

 

注意深くフレキなどを外します。

注意深くフレキなどを外します。

 

上部カバーが外れました。

上部カバーが外れました。

 

基板周りをチェックします。

基板周りをチェックします。

 

まあまあホコリが溜まっていますね。

まあまあホコリが溜まっていますね。

 

見えるホコリは除去していきます。

見えるホコリは除去していきます。

 

全体にもうっすらとホコリが入っていますね。

全体にもうっすらとホコリが入っていますね。

 

きれいにしましょう。

きれいにしましょう。

ファン周り、排気口のホコリの目詰まりは無いようです。あとはCPUグリスですね。

液晶ケーブルを外します。

液晶ケーブルを外します。

 

基板を外す前に液晶ケーブルやその他のフレキも外す必要があります。

基板を外す前に液晶ケーブルやその他のフレキも外す必要があります。

※この辺りのレッツノートの分解は分解工房さんがとても丁寧で詳しいです。今回、参考にさせて頂きましたありがとうございました。

Panasonic Let’snote CF-SX1/CF-SX2

基板につながる全てのフレキを外します。

基板につながる全てのフレキを外します。

基板を外せる様に気を付けてフレキなどのケーブル類を外してください。

基板外していきます。

基板外していきます。

 

グリスがカピカピですね。

グリスがカピカピですね。

熱伝導の高い銅でできたヒートシンクに密着するためのCPUグリスが乾いているせいで放熱がうまくいかなくなったのかも知れません。

元のグリスを取り去ります。

元のグリスを取り去ります。

 

グリスを塗っていきます。塗りすぎも良くないので適量で。

グリスを塗っていきます。塗りすぎも良くないので適量で。

こちらにて完了ですが、あとはお客様に熱くならないかチェックして貰うだけです。

ーー

後日お客様に確認した所「以前より快適に使えています。」とのこと。

こちらにて全て完了です。

ご利用ありがとうございました。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください