「Wi-Fiが繋がらなくなりました。直してほしいです」とお持ち込み。
※今回の壊れ方は当方の見立て違いもあり少々手間取りましたが最終的にはうまく改善することができました。
お預かり後みますとアダプタは認識している様ですが、Wi-Fiを全く拾いません。
レッツノートシリーズでWi-Fiが繋がらない時は本体側のスイッチをオフ(機内モードオン)にしてしまってる場合もまあまああります。その他そのスイッチが壊れている場合も不安定になる様です。残るはWi-Fiカードかドライバのどちらかに不具合がある場合が考えられます。
CF-LX4分解のポイント
この機種を分解する場合のポイントを数箇所メモします。
基板を見るためにキーボードを外す必要はありません。
強力なテープですので薄いキーボード部品は折れ曲がりやすいです。まがりなどを最小限度にするには、温めながら剥がすと良いでしょう。
リアパネルのネジは普通に見える部分を外しますが、ヒンジ部分のネジもお忘れなく。
天板を外すときにはトラックパッドの左側のフレキを外すのを忘れずに。
Wi-Fiカードに到着。
交換後テスト起動
BIOS画面から起動できるPC-Diagnosticユーティリティを使って、ハードウェアチェックをします。
若干遅いとは思っておりましたが、実は内蔵ドライブに障害があった様です。安全のためデータ退避もしつつ新しいドライブに載せ替えていきます。
いずれにせよWindows自体もおかしくなっていた様ですので、ユーザーデータのみを残してWindowsを上書きすることにします。作業が込み入ってきました。必要に応じてこの時点でユーザーデータは別メディアにバックアップを取ります。
Windows To Goの実行を止めることができませんので、REG.EXEでひっかっている部分を削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
の中の
PortableOperatingSystem
を右クリックで捨てます。
Windows上書き終わりましたが、以下でストップ。
しかし今回は一歩進むごとにつまづきがありますね。笑
とりあえずはセーフモードで原状回復させることができました。
次にSSD速度の確認です。
今回はここまで修復してもあちこちいじったWindowsで起動している状態。このままお渡ししてお客さまのお手元でデータをバックアップしてもらい、その後再度預かってクリーンインストールを行うということで一旦、完了です。
ご利用ありがとうございました。