Panasonic CF-LX4EDHCS Wi-Fiが使えない SSD交換 その他

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「Wi-Fiが繋がらなくなりました。直してほしいです」とお持ち込み。

※今回の壊れ方は当方の見立て違いもあり少々手間取りましたが最終的にはうまく改善することができました。

お預かり後みますとアダプタは認識している様ですが、Wi-Fiを全く拾いません。

認識はしているのですが…

認識はしているのですが…

 

何をやっても認識しません。

何をやっても認識しません。

レッツノートシリーズでWi-Fiが繋がらない時は本体側のスイッチをオフ(機内モードオン)にしてしまってる場合もまあまああります。その他そのスイッチが壊れている場合も不安定になる様です。残るはWi-Fiカードかドライバのどちらかに不具合がある場合が考えられます。

CF-LX4分解のポイント

この機種を分解する場合のポイントを数箇所メモします。

剥がすと元に戻らないシール。メーカー保証はすでにありませんので関係ないです。

剥がすと元に戻らないシール。メーカー保証はすでにありませんので関係ないです。

基板を見るためにキーボードを外す必要はありません。

キーボードは強力な両面テープで停められていますので剥がす必要があります。

キーボードは強力な両面テープで停められていますので剥がす必要があります。

強力なテープですので薄いキーボード部品は折れ曲がりやすいです。まがりなどを最小限度にするには、温めながら剥がすと良いでしょう。

中央より少し左にキーボードのフレキがあります。切らない様に要注意です。

中央より少し左にキーボードのフレキがあります。切らない様に要注意です。

リアパネルのネジは普通に見える部分を外しますが、ヒンジ部分のネジもお忘れなく。

左右のヒンジに1個ずつあります。

左右のヒンジに1個ずつあります。

 

キャップの様に被っています。

キャップの様に被っています。

天板を外すときにはトラックパッドの左側のフレキを外すのを忘れずに。

天板外す際には赤丸部分のフレキを外す必要があります。

天板外す際には赤丸部分のフレキを外す必要があります。

Wi-Fiカードに到着。

カードを交換します。アンテナケーブルの間違いのみ注意。

カードを交換します。アンテナケーブルの間違いのみ注意。

交換後テスト起動

あれれ認識しません。

あれれ認識しません。

BIOS画面から起動できるPC-Diagnosticユーティリティを使って、ハードウェアチェックをします。

Wi-Fiカードに異常はありませんが、内蔵ドライブに異常が出ていますね。

Wi-Fiカードに異常はありませんが、内蔵ドライブに異常が出ていますね。

若干遅いとは思っておりましたが、実は内蔵ドライブに障害があった様です。安全のためデータ退避もしつつ新しいドライブに載せ替えていきます。

新しいSSDにデータを載せ替え成功です。

新しいSSDにデータを載せ替え成功です。

いずれにせよWindows自体もおかしくなっていた様ですので、ユーザーデータのみを残してWindowsを上書きすることにします。作業が込み入ってきました。必要に応じてこの時点でユーザーデータは別メディアにバックアップを取ります。

「Windows To Goを実行しているため、PCを初期症状に戻せません」

「Windows To Goを実行しているため、PCを初期症状に戻せません」

Windows To Goの実行を止めることができませんので、REG.EXEでひっかっている部分を削除します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control

の中の

PortableOperatingSystem

を右クリックで捨てます。

これを捨てれば上書きが可能になります。

これを捨てれば上書きが可能になります。

 

アプリなどは再度設定するとしてユーザーデータを残してWindowsを上書きします。

アプリなどは再度設定するとしてユーザーデータを残してWindowsを上書きします。

Windows上書き終わりましたが、以下でストップ。

「User Profile Serviceによるサインインの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません」

「User Profile Serviceによるサインインの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません」

しかし今回は一歩進むごとにつまづきがありますね。笑

とりあえずはセーフモードで原状回復させることができました。

Wi-Fiも問題なく拾い始めました。

Wi-Fiも問題なく拾い始めました。

次にSSD速度の確認です。

 

ほぼカタログ値が出ています。

ほぼカタログ値が出ています。

今回はここまで修復してもあちこちいじったWindowsで起動している状態。このままお渡ししてお客さまのお手元でデータをバックアップしてもらい、その後再度預かってクリーンインストールを行うということで一旦、完了です。

ご利用ありがとうございました。

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