「新品のIDE(ATA)のディスクにシステムがインストールできません」とお持ち込み。久々のQuickSilverのお持ち込み。MacOS 9で動作するマシンの整備です。
今時はIDEの新品ディスク探すの大変でしょうね…。結構探されて80GBを入手されたそうです。本体は2002年式なので、17年前の機種。お疲れさまです。
さて、システムが正常にインストールできないのは
- HDD異常(ジャンパピンなどの設定ミス含む)
- メモリ異常(接点不良)
- システムメディアの異常
などが考えられます。ひとつずつやっつけていきましょう。
IDEのジャンパピン設定には、
挿したケーブルで判断するCableSelectの他、MASTER、SLAVEがあります。
それぞれジャンパピンの差し方はHDDオモテのステッカーに書いてあります。
メーカーでも、種類でも変わってきますので、要注意。
IDEデータケーブルには、
HDDに接続する側が2個メスのコネクタがついています。そのの外側から順番にMASTER、SLAVEになっています。
HDD側の設定がCableselectになっていればどちらを繋いでも問題無いです。
HDDは2台ついてましたので、それぞれMASTER、SLAVEになるようにジャンパピンを設定し直して、データケーブルを繋ぎます。
インストールまではうまくいきました。
ジャンパピンの再設定が功を奏したわけでもないとは思いますが、
問題無く起動したので、CD流して、QuickTimeでサンプル映像をループ再生にて動作チェックしていきます。
5分ほど動作させて、フォルダの開け閉めをやってると
……あら、フリーズしました。
というところで、怪しいと感じたメモリチェックです。するとすぐにエラー発生。
メモリ異常だったようです。
悪いメモリの特定は、外して接点復活剤などで、メモリ接点部、スロット部もキレイにして、付け外しをして確認します。
悪いメモリの特定ができました。ついでにへたっていた内蔵電池も交換しました。念のため、ジャンパピンもCableSelectに戻しておきましょう。
その後の動作確認も問題有りません。
これにて作業終了です。
余談
今回、手持ちの古いシステムが必要になるか?とあさってみましたが、OS9じゃないものがぞろぞろ出てきました。System 6とか、7とかのフロッピー!もまだありました。使えるかな…笑
ヴィンテージMacでも、今後必要になったとしても、OS9、OSX 10.5、10.6あたりになるでしょうね。ちょっと整理しておかなくちゃいけませんね。
ご利用ありがとうございました。