「Surface Pro 3の画面交換はされてますか?」とお問い合せ。はい大丈夫です!
今回のSurfaceは、ガラス割れにより正常起動しないという症状がすでにでていました。デジタイザの異常反応だと思われます。
Surface 全般、液晶画面の交換自体は問題無いのですが、液晶ガラスが割れた時、内部フレームも同時に歪んでいることが多いです。あまりにその歪みがひどい場合には交換修理ではなく、新調することも合わせてご検討いただくようにしています。
角がかなり歪んでいましたが、まずはデータも取りたいとのこと。この程度なら、とまずは液晶パネル交換をして、正常起動を目指すべくお預かりいたしました。
ちょっと曲がりが微妙な部分はわかりにくいかも知れませんが、下記の様に修復していきます。
このあと、リューターなどで細かく削り、液晶パネルがキレイに収まる用作業をして、交換となります。
ただ動作を確認すると、
タイプカバー(キーボード)が動かない!!!!実は!
2018年後半あたりから、Surface Pro 3では、タイプカバーを認識しないという事例が多発しています。
動作しないSurfaceのデバイスマネージャのキーボード表示。お客様のマシン複数台確認していますが、すべて下記の様になっていました。
この問題世界中で頻発しているようで
本家のMicrosoftサイトでも騒がれています。
Surface Pro 3 Type Cover Not Working, In BIOS/UEFI or Windows 10 after 1803 Update
あるアップデートにより動かなくなったという情報。
この記事を私もしばらく追いかけてはいますが、時折この方法で治った!という人もいるものの、どの不具合マシンでも完璧に治せる対処法は2019年5月時点では存在しないと思われます。
下記は解決策の手立てとして上がっている一つ。分解ついでにバッテリーを外してこの後再起動をするところですが、まったく何も変わりません。同じく、下部キーボードとのコネクタ部品交換も意味がありませんでした。まあ中途半端に認識しているので、当然っちゃ当然なんですが…。他に手立てがないので、もしや…と。
キーボードが動かないマシンでは、ほとんどがUEFI /BIOSでも動作していない様なので、原因はソフトウェア、上記サイトの様に1803など何かのアップデートによるものではないかというのが多くの人の見方です。
当店でも不具合機の,SSDデータをまるっと全て消して、リカバリーしたことがありますが動作は戻りませんでした。おそらくファームウェアなどで間違い無いと思います。
ということで、
基本はMicrosoftの対応待ち
になります。しかし対応するつもりのあるなしに関わらず、上記サイトによると米国のMicrosoftのサービスセンターでも買い換えを即しているともききました。
ということは原因不明なのか、分かってるけど知らんぷりかのどちらかでしょう。となるとサードパーティ製キーボードを用意した方が一番良い対処法の様な気がします。
さて、今回は液晶画面の交換の依頼でしたので、お客様へは何か新しい情報があれば、共有させていただきますとお伝えして完了です。
ご利用ありがとうございました。