以前に一度修理でご利用いただいたお客様。「起動しなくなったので診ていただきたい。もし修理が不可能でもデータは取り出して欲しい」とのこと。
Surfaceはバッテリー劣化などで動作しなくなったりすることもありますので、まずは新品バッテリーを繋いでみます。
バッテリーを交換しても動作しませんでした。この動作不良だと基板修理するとしても厄介な場合が多いです。
データ救出に切り替えて作業を継続します。
別のWindowsに繋いでみますと…
これ以上の確認はやめ、まずはPC-3000側でBitLocker暗号化のまま、別のメディアにデータ複製を行ってから救出作業に移ることにします。
その間、お客様からはBitLockerの回復キーの提供をいただきます。お客様の側では暗号化したこともわからないとのことでしたので、必要な情報をうかがい「回復キー」を取り出すことに成功しました。
Surfaceユーザーの方でMicrosoftアカウントをお持ちの場合、大抵BitLockerの回復キーはここに登録されています。
PC-3000での複製も、もとのSSDにも不具合があった様で予想よりも多くの時間がかかりました。
最後に、複製したデータドライブは回復キーを使っての暗号化解除も問題なく完了し、全ての作業は終わりです。
ご利用ありがとうございました。