【TIPS】10.12 Sierra で突然Adobe CC 2015が動作しなくなる 要Mojave10.14 アップデート

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在宜野湾の企業様より「すみません突然イラレが動かなくなりました」とご連絡を頂きました。

動かなくなったのはMacBook 12インチ で動作しているイラストレーター。まずはご了解を得て環境を整えて貰いリモートで確認して行きます。

環境やバージョンなどは

  • MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
  • OSX 10.12 Sierra
  • Adobe Illustrator CC 2015

イラストレーターを起動しようとしても起動せず、メニューバーにあるCreative Cloudを引っ張ると「ログイン中にトラブルが発生しましたか?このヘルプページをご覧下さい。」と出ます。リンクを押しても大した情報はありませんし、Adobe IDを再度ログインし直ししてもなんら症状は変わりません。

MacBook でのエラー。

MacBook でのエラー。

この動作はCC自体が破損しているかも知れないので…表記されたリンクに飛んでCCの入れ替えインストールをしました。

CC自体は正常に動作するようになりました。

しかし

CCをアップデートすると10.14以降のみの対応になる!

CCをアップデートすると10.14以降のみの対応になる!

イラストレーターはアップデートもできませんし動作もしません。他の対応していないアプリ群のアップデートなども出来ません。ここでAdobeサポートに確認してはじめて知ったのですが、実はCCコンパネを入れ替えると最新のCCしかダウンロードすることしかできなくなっているとのこと。

これ以降は、先方様のネット速度が細く、埒があかなかったので、MacBookはお預かりして最悪はOSXのアップデート対応を目指すことになりました。必要に応じて代替機のご用意もございますが、問題解決する間の作業は、別にもiMacをお持ちとのことでしたのでそちらで対応するとのこと。

ーー

さてお預かりしたMacBookを直接触りながら引き続きAdobeサポートとやりとりを続けたところ、わかってはいましたが、

残念ながら「10.12 Sierraも、CC 2015は既にサポート外」だそうで。

もしかしたら古いCCを再度入れ直せば2015が再度インストールできるのでは?と古いCCを要求するも、古いバージョンはとにかく「サポート外」なので古いCCの配布も対応出来ませんとのこと。

そこで

  • OSのバージョンアップは本体の動作速度を遅くすることが往々にしてある
  • 最悪は10.14が載らないマシンもある
  • 突然業務ストップさせておいて「サポート外」対応はありえない
  • なんとかOSXのバージョンアップをしないで使えないものか

などと粘り強く相談をしたところ、一つの解決策は頂く事ができました。これで一安心…

と思いきや、

そんな交渉をしている最中にこのMacBookのユーザー様より電話連絡が入りました。

「すみません、使おうと思っていたiMacでもおなじようになっちゃいました」とのこと。

こちらもお預かりして確認した所、全く同じ現象が起きていました。全く別のマシンで同時間に起きると言うことは、Adobe サポートの言うCCの破損と言うより、正規ユーザーでありながらなんらかの原因で意図的に「サポート外」と見なされたのかも知れません。何が原因かわかりませんが普段仕事をしていて突然動かなくなるCC。

これはかなり困りますね。

iMacの場合でしたら、iMac (21.5-inch, Late 2011)はインストールできるOSXのバージョンが10.13までなので、最低で10.14が要求されるCCは動かないということになります。

サブスクできちんと契約してても、10.14が動作しない古いマシンだと、

Adobe CCを使うために新調しなければいけなくなると言うことです。

残念ながら現状10.14未満のバージョンでCC 2015を使用している方は一度動作しなくなると同じ状況になるかと思います。

iMac (21.5-inch, Late 2015)でのエラー

iMac (21.5-inch, Late 2015)でのエラー

サブスクではない、パッケージ販売のAdobeソフトの時代に戻れないものでしょうか。こんなことは全く起きませんでしたから。(お客様の中にはOS9でイラストレーターのバージョン8を使っている人もおそらくいます。)

さて、思い出の話はこの辺にして、今回は運良く2台とも10.14 Mojaveを載せることが出来ますので、将来的な不安を払拭するため10.14へのアップグレードで対応することにしました。(iMacの方はHDDモデルでしたので、Mojaveではかなり遅くなってしまうため、SSDに換装しての対応になりました。)

以下はiMacでの対応です。

新たにCCを入れていきます。

新たにCCを入れていきます。

 

ようやくアップデートがはじまりました。

ようやくアップデートがはじまりました。

 

ようやくイラストレーターが使える状態に。

ようやくイラストレーターが使える状態に。

サブスク利用だと古いマシンはいつしかサポート外になる可能性があるということでした。多少高くてもずっとスタンドアロンで使用出来るパッケージ版がいいと思うんですけど。この突然起きるかも知れない不具合を防ぐには可能な限りAdobe CCは絶えずアップデートしておく必要がありますね。

そういえば

2021年の8月の頭にもAdobe CCのサーバーがメンテナンスに入り全国で業務がストップしたこともありました。その時もツイッターで大騒ぎになっていました。こういう不具合はこちら側の設定やハードの問題ではないだけに、起きないようにして欲しいものです。

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