お客様のiMacをSSDに換装作業中に、Big Surシステムを完全複製をしたディスクからユーザーデータを取り出す必要があり、外付け化して店舗備品のマシンに繋いでみると予期せぬエラーが出ました。
APFSフォーマットなので、
macOS 10.13 High Sierra以降であれば大丈夫と思い
macOS 10.14 Mojave起動のマシンに繋いだのですが…。
macOS 11 Big Surシステムが入ったディスクはBig Sur未満(もしかするとCatalina未満)のシステムとは互換性が無いとのこと。Finder上にはいつもの「Macintosh HD」はなく、「Macintosh HD – Data」と、ディスクユーティリティでも見えない「Update」が表示されています。
同じAPFSでも微妙に扱いが変わるのですね…
MojaveのディスクユーティリティではFinderと全く同じ表示。
さて互換性はないと言われましたが!
そのままこのディスクからデータを取り出して見ます。
少し大きく見て見ましょう。
アクセス権を変えればデータも見えると思われるので、ユーザーフォルダごとアクセス権を外していきます。ユーザーフォルダ自体はロックされていませんので、ユーザーフォルダを選択して情報を開き、下部の歯車マークから「内包している項目に適用」を押して同じ権限をフォルダ以下のファイル、フォルダ全てに適用します。
このディスクはデータを取りだしたらお役ご免のバックアップ(複製後)なので、思い切り変更ができます。
するとプログレスバーが出現して、アクセス権が変更されていきます。
解除には2〜3分かかりましたが、無事全てのユーザーデータを取り出す事が出来ました。
お疲れ様でした。
それにしても見えてはいるけどさ、