定期保守をご契約いただいている企業から「前自分が使っていたマシンを別の担当に使って貰うので、全てを消去して新しいOSバージョンにして欲しい」とご依頼がありました。
今回のマシン
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- macOS Sierra 10.12で使用
お預かりしてMontereryインストール用のUSBメモリで起動。APFSで初期化後、インストールしていきます。
インストールディスクの選択の場面で
「このボリュームにインストールするには、Macのファームウェアアップデートが必要です。代わりにMac OS拡張(ジャーナリング)ボリュームを選択して下さい。」
と言われました。先へ進めません。
macOS Sierra 10.12 もAPFS対応なはずですが、macOS Catalina 10.15 あたりから大きく変わってきているとは思ってました(実際には10.12、10.13でも違う様です)。APFS仕様変更?のためにファームウェアアップデートが必要ということなのでしょう。
macOS Monterey 12.4以降は安定して欲しいです。では、一旦インストーラーを抜けてディスクユーティリティに。
上記のアラートの通りにAPFSではなくMacOS拡張(HFS+)で消去してみます。
Montereyインストールします。今度は問題無く選択できました。
APFSで断られてHFS+でインストール可に
インストール作業すすめて放置していたので、画面が真っ暗な状態になっていました。全部終わってスリープになっているだけだろう?とキーボードを叩きましたが、すぐには反応がありませんでした。2分程度は待ったでしょうか、ようやく下の画面が出たのでほっとしました。
Big Sur以降はアップデートの際に、文鎮化(全く動作しなくなる)した事例なども聞いていますので少しドキドキしていまいました。
と思いきや、まだ何か残っていたようですよ。時間は短いですが何らかの作業が必要だった模様。
この後無事ユーザー設定にすすみ、正常起動が確認出来ました。
ちょっと気になるフォーマットを確認してみますと、
APFSフォーマットになっていました。
途中ファームウェアのアップデートも行われているということでしょう。
引き続き最新版までアップデートしていきます。
右上に「Macを最適化中」と表示があります。この表示されている間、動作の低下があるので、具体的にはおそらくAPFSや、SSDの最適化?を行っていると思われます。
というところで全て無事アップデート終了です。
ご利用ありがとうございました。