水濡れで動かなくなったHomePod miniを常連様より「趣味の範囲で分解してみては?」と頂戴しましたので、分解修理できるものなのか試すことにしました。
HomePodって便利ですし音も良いですよね。今は初代の販売はなくminiのみになってしまいました。
早速分解してみることにします。
メッシュの根元をキュッと締め上げている円状の糸を切る必要があります(違う糸を使って元にもどせます。後半に書きます)。
これでメッシュが外れます。
この辺りからDeath Starみたいだと思い始めています。
基板は超音波洗浄することにします。このサイズなら一般のメガネの洗浄機でも対応できますね。
特に目視では異常はわかりません。
基板洗浄してみましょう。
とりあえず電源も入らないので、ダメもとでコンデンサ変えてみることにします。
当社の部品調達部に情報送ります(そんなものはない)。
さて部品到着したので、交換開始。
さて、コンデンサ交換終わりましたので、開けた手順と逆に仮に組み上げて動作させてみます。
電源入りました!
当初はWi-Fiを探し続けて白くぐるぐる回ってましたが「接続に問題が発生しました」と言ってきます。設定してないので拾えるWi-Fiはないから当たり前。ということでリセットしてみましょう。
HomePod をリセットする
HomePod の上部を押してリセットする
ホーム App で HomePod をリセットできない場合は、HomePod の上部を押してリセットできます。
- HomePod を電源から取り外すか、HomePod mini の場合は電源アダプタを取り外し、10 秒待ってからもう一度接続します。
- 10 秒待ってから、HomePod の上部に指を触れ、そのまま長押しします。
- 回転する白いランプが赤に変わります。指を押し続けてください。
- HomePod がこれからリセットされることを Siri が知らせてくれます。ビープ音が 3 回鳴ったら、指を離しても大丈夫です。
- ホーム App から HomePod を削除します。
リセットまでうまくいきました。
機械の方の修理は終わりましたので、あとは開ける時にビロビロになった
メッシュの処理が残るばかり
当社縫製部の出番です(それもないです))^o^(
残した紐の通り方を参考に新しい糸を差し込んで行きます。
巾着よろしくぎゅっと締めると球体にそってメッシュを絞り込むことができました。
今考えると座面を外した状態で絞ればよかったかも…
メッシュの端が固くなっていましたので、製造工程では座面のない状態のまま熱も使って圧着しているのではないかと。きっとこれは人の手で組み立ててるんでしょうね。
あとは座面1をステッカーで貼ってしばらく重しをして仕上げ確認です。あ!リンゴマークの向きがずれていますね。分解前の写真見て直すことにします。
3人の手を経て治りましたが、新品が14800円、メルカリなどでは8千円台〜の模様。
今回は運良く修理することができましたが、費用をかけて修理するよりは正常動作の中古品を買う方がいいかも知れません。故障原因が水濡れであればコンデンサ以外にも見えないダメージが出てくる場合があるかもしれませんので尚更です。
もし壊れたHomePod miniがあるという方ならダメもとで試してみるのも一興だとは思います。
というところでおしまいです。
ご覧頂きありがとうございました。