【TIPS】動かなくなったHomePod miniの分解とメッシュの戻し方 スターウォーズも連想した話

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水濡れで動かなくなったHomePod miniを常連様より「趣味の範囲で分解してみては?」と頂戴しましたので、分解修理できるものなのか試すことにしました。

HomePodって便利ですし音も良いですよね。今は初代の販売はなくminiのみになってしまいました。

早速分解してみることにします。

うんともすんともいわないmini。初代とは違って最初からプラスマイナスのプリントがあるのですね。

うんともすんともいわないmini。初代とは違って最初からプラスマイナスのプリントがあるのですね。

 

分解は底からです。メッシュがなんだかやばそうな気がしますが。

分解は底からです。メッシュがなんだかやばそうな気がしますが。

 

座面1はステッカーで止められています。

座面1はステッカーで止められています。

 

ネジを外して座面2を外します。

ネジを外して座面2を外します。

 

続けてネジを外し座面3が外れたところ。

続けてネジを外し座面3が外れたところ。

メッシュの根元をキュッと締め上げている円状の糸を切る必要があります(違う糸を使って元にもどせます。後半に書きます)。

これでメッシュが外れます。

メッシュの中にも小袋が。

メッシュの中にも小袋が。

 

小袋を開けると本体がようやく見えてきました。

小袋を開けると本体がようやく見えてきました。

この辺りからDeath Starみたいだと思い始めています。

隠しネジがあります。左は惑星を破壊できるSuper Laserではありません。

隠しネジがあります。左は惑星を破壊できるSuper Laserではありません。

 

ヘラを使って開けます。

ヘラを使って開けます。

 

中の様子をうかがいながら一気に開けない様にします。

中の様子をうかがいながら一気に開けない様にします。

 

開く根元にフレキが繋がってました。

開く根元にフレキが繋がってました。

 

フレキを外します。

フレキを外します。

 

基板にはもう1箇所フレキがあるので、はずせるものは外しましょう。

基板にはもう1箇所フレキがあるので、はずせるものは外しましょう。

 

持っているのは発光板、基板上には19個のLEDがありました。

持っているのは発光板、基板上には19個のLEDがありました。

 

発光版をウラから見るとTIE FIGHTERみたいです。

発光版をウラから見るとTIE FIGHTERみたいです。

 

基板は濡れた様な跡がありますね。ネジを外します。

基板は濡れた様な跡がありますね。ネジを外します。

基板は超音波洗浄することにします。このサイズなら一般のメガネの洗浄機でも対応できますね。

基板外します。

基板外します。

 

基板にコネクタがささっているようです。

基板にコネクタがささっているようです。

 

電源コネクタだと思われます。外れたので基板が取れました。

電源コネクタだと思われます。外れたので基板が取れました。

 

スピーカー電源かしら。念のため分解を続けます。

スピーカー電源かしら。念のため分解を続けます。

 

開けて行きます。

開けて行きます。

 

このあたりには水濡れ箇所は見あたらないですね。

このあたりには水濡れ箇所は見あたらないですね。

 

下部のスピーカー周りも無事な様です。

下部のスピーカー周りも無事な様です。

 

一通り分解おわりましたので、並べて記念撮影)^o^(

一通り分解おわりましたので、並べて記念撮影)^o^(

特に目視では異常はわかりません。

基板(底側)

基板(底側)

基板洗浄してみましょう。

目視では不具合わかりません。回路図もないのでどうしましょう。

目視では不具合わかりません。回路図もないのでどうしましょう。

とりあえず電源も入らないので、ダメもとでコンデンサ変えてみることにします。

150uF25V と 1000uF25V

150uF25V と 1000uF25V

当社の部品調達部に情報送ります(そんなものはない)。

さて部品到着したので、交換開始。

古いコンデンサを外します。

古いコンデンサを外します。

 

HakkoのOMINI VICEは優れものですよ。

HakkoのOMINI VICEは優れものですよ。

さて、コンデンサ交換終わりましたので、開けた手順と逆に仮に組み上げて動作させてみます。

電源入りました!

当初はWi-Fiを探し続けて白くぐるぐる回ってましたが「接続に問題が発生しました」と言ってきます。設定してないので拾えるWi-Fiはないから当たり前。ということでリセットしてみましょう。

HomePod をリセットする

HomePod の上部を押してリセットする

ホーム App で HomePod をリセットできない場合は、HomePod の上部を押してリセットできます。

  • HomePod を電源から取り外すか、HomePod mini の場合は電源アダプタを取り外し、10 秒待ってからもう一度接続します。
  • 10 秒待ってから、HomePod の上部に指を触れ、そのまま長押しします。
  • 回転する白いランプが赤に変わります。指を押し続けてください。
  • HomePod がこれからリセットされることを Siri が知らせてくれます。ビープ音が 3 回鳴ったら、指を離しても大丈夫です。
  • ホーム App から HomePod を削除します。

リセットまでうまくいきました。

iPhoneでも正常に認識して、音楽が鳴るようになりました。

iPhoneでも正常に認識して、音楽が鳴るようになりました。

機械の方の修理は終わりましたので、あとは開ける時にビロビロになった

メッシュの処理が残るばかり

当社縫製部の出番です(それもないです))^o^(

これが最後の関門です。左にたれている紐で閉められていましたが切ってしまっています。

これが最後の関門です。左にたれている紐で閉められていましたが切ってしまっています。

残した紐の通り方を参考に新しい糸を差し込んで行きます。

このメッシュは2重になっていてその間を縫って糸を通します。

このメッシュは2重になっていてその間を縫って糸を通します。

巾着よろしくぎゅっと締めると球体にそってメッシュを絞り込むことができました。

座面の中に小さなマイナスドライバを使って入れ込みます。

座面の中に小さなマイナスドライバを使って入れ込みます。

今考えると座面を外した状態で絞ればよかったかも…

メッシュの端が固くなっていましたので、製造工程では座面のない状態のまま熱も使って圧着しているのではないかと。きっとこれは人の手で組み立ててるんでしょうね。

ということでメッシュの絞りも終わり。

ということでメッシュの絞りも終わり。

座面1を戻しました。

座面1を戻しました。

あとは座面1をステッカーで貼ってしばらく重しをして仕上げ確認です。あ!リンゴマークの向きがずれていますね。分解前の写真見て直すことにします。

バッチリ治りました

バッチリ治りました

3人の手を経て治りましたが、新品が14800円、メルカリなどでは8千円台〜の模様。

今回は運良く修理することができましたが、費用をかけて修理するよりは正常動作の中古品を買う方がいいかも知れません。故障原因が水濡れであればコンデンサ以外にも見えないダメージが出てくる場合があるかもしれませんので尚更です。

もし壊れたHomePod miniがあるという方ならダメもとで試してみるのも一興だとは思います。

というところでおしまいです。

ご覧頂きありがとうございました。

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