【TIPS】固定できないiMacの脚について 樹脂製のブラケット

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2012年以降のiMacを見ていますと、画面の角度を固定できない個体に出会うことがあります。

iMac 27インチの前面についた液晶は大きいので、その重みで前に垂れてしまうという個体の件。

画面の角度を変えようと持ち上げても、すぐに前側に垂れてしまいます。

画面の角度を変えようと持ち上げても、すぐに前側に垂れてしまいます。

修理依頼があまり無かったので、対応したことが無かったのですが、今回はその原因を探ってみることにしました。丁度グラグラする脚のiMacが入ってきましたので見ていきます。

壊れている個体。iMacの基板を取ると見えてくる脚のウラの蝶番部分。

壊れている個体。iMacの基板を取ると見えてくる脚のウラの蝶番部分。

蝶番というよりはヒンジの方が通じますか? ちょうつがい。先輩方はちょうばんとか言ってましたね。

これは壊れている個体。バネが固定するはずの部品が付いていません。

これは壊れている個体。バネが固定するはずの部品が付いていません。

本体内を探すと、有る部品が見つかりました。

本来このブラケットがバネを止めるはずですが、破壊されていますね。

本来このブラケットがバネを止めるはずですが、破壊されていますね。

この部品がグルグルのバネの端を固定することで、画面の角度を調整できるということですね。バネの負荷が強烈にかかる部分ですが、なぜ破損しやすい樹脂製を使っているのか不思議なところです。

正常な状態は以下。

グルグルのバネの端がこのブラケットで止められています。

グルグルのバネの端がこのブラケットで止められています。

このブラケットにはただバネを止める目的しかなありませんので、大きめのワッシャーなどを使って自作しても良さそうです。太めの鋼線を二つのネジの間をぐるぐる巻にしても行ける気はします(試していません)。

 

今回は正常品と蝶番だけを入れ替えることで対応しました。

今回は正常品と蝶番だけを入れ替えることで対応しました。

脚のウラにはシリアルがありますので、蝶番だけ交換すればそのままとなります。

ということでグラグラせず、固定することが出来るようになりました。

分解は少し面倒くさい作業ですが、部品を自作して修理するのも楽しいですよ。

これメーカーに修理頼んだらどうなるんだろう?

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