ある6月の日のお昼頃のことでした。近くの宅急便の営業所に荷物を出しに行く途中、道のど真ん中に何かが落ちていました。拾ってみるとクレジットカードと、銀行のキャッシュカード。
それをみていたエプロンをしたおばちゃんが、横から覗いて「あら、カードだねえ」と言ったので、思わず「面倒くさいなー」と言葉が口に出ちゃいました。それを聞いたおばちゃんは「ははは」と笑いながらそのまま後ろ姿を見せて去っていきました。
しかし、こんなに目立つの場所なのに誰も拾ってないなんて、今落としたばかり?。
近くの店先のベンチに腰掛けた女性二人に聞くと「さっきピンクの日傘さしてそこの角を曲がって行ったおばちゃんがいたけど…」とのこと。
急いで曲がり角を回って先を見てみると、そんな格好のおばちゃんがいるではないですか。大声で呼び止め近づいてカードに書いてある名前で「〇〇さんですか?」と聞くと、違うという。
いやーいよいよ面倒臭くなってきた。
とりあえず自分の仕事を終わらせて事務所に戻ってカードを見ると、それぞれ拾った人はどこそこに連絡するようにと、連絡先が書いてあります。
書かれた連絡先に電話してもなんも解決しませんでした。ならば早速。
まずはクレジットカードの方。こちらは自動音声サービスになって、2回かけ直しましたがこちらの意図する案内の番号がありませんでしたので、ここで終わり。
銀行カードの方は窓口の女性が担当してくれましたが、カード名義人の口座情報などは確認してもらったものの、向こうから取りに来てくれることもなく、私が自らATMに出向いて、ATM脇のボックスに入れて欲しいという話になったので、これもここで一旦終了。
この2種類のカードに限って言えば「拾った方はこちらへ」みたいな連絡先への電話はかけても何の解決にならないことがわかりました。
とは言え、早急な手離れをしたかったので、
拾得物として届けよう
と思い立ち、与儀十字路にある那覇警察署へ。拾得物の窓口対応がかなり混んでました。タイミング悪く、問い合わせているのが中国人で、窓口も片言の英語でやり取りをしていて同じ内容のことを堂々めぐり話していました汗。ここで10分ほど待ちましたが、私の前にも2組待たれていたので、那覇署での提出は断念。
一旦仕事に戻りましたが、気掛かりなので
県庁前交番で届けよう
と自転車で向かいました。那覇署よりはスムーズだったものの、私の前に二人!届け待ちがいらっしゃいました。20分後ようやく手続きが終わりました。私の手続き中も違う方が拾得物の届出で来てたので、落とし物をする方結構多いんですね。
(しかし、拾って届けたとしても、時間かかるばかりで面倒くさいこと極まりないなあ)なんて…
まあそんなこと言うな
と帰りにお菓子とアイスでも買って自分を自分で慰めることにしました。笑
善行を積むということはなかなかに…あれですな(なんですか?)。
結局時間だけでなく、お小遣いもつかっちゃった私。お疲れ様でした。