「個人売買で購入したMBPの容量がいっぱいで、すぐに熱を持ってしまう。リセットしようといろいろ試したら動かなくなった。」とのことでご予約後ご来店いただきました。
型式がわからないので、リアパネルの情報でチェックします。
早速スイッチを入れますと、リンゴマーク表示から遅く、正常動作していない雰囲気。
そのまま待っていると下記の画面になりました。
「ソフトウェア・アップデートの準備中にエラーが起きました。」
お客様は全てのデータを消して良いとのことなので、全て初期化で対応する予定であることと、万が一Apple IDと紐づいたままだとスムーズには作業できないこともお伝え。
メニューからはディスクユーティリティも選べませんので、選べる「起動ディスク」を開いてみました。反応しませんね。
再起動後、オプション起動
左からエラーになっているアップデート途中の起動環境、その次は何らかの原因でダブったシステムディスク、外部USBのVenturaインストーラー。
Venturaインストーラーを選択
セキュリティ設定により、このMacでは外部起動ディスクを使用することはできません。この設定を変更するには、CommandキーとRキーを押しながら再起動してmacOS復旧を開いてから、”起動セキュリティユーティリティ”を選択してください。
(以前は「復元」ともありましたが「復旧」と違うのかな?)
macOS復旧を起動
メニューからWi-Fiネットワークを選択するか、ネットワークケーブルを接続して続けます。
Wi-Fiに繋ぎます
アクティベーションロックはApple IDと紐づけられているということですね。表示されたApple IDをお客様にうかがうと、知らないIDだということでした。フリマで買った直後の動作している状態にはもう戻せないので、これ以上の情報をさぐることもできません。
お客様は購入してから、時間が経ちすぎていて売主とは連絡が取れなくなっているとのことでした。そこで考えられる方法としては以下があるかもとお伝えしました。
- 買った相手が出品しているのであればそこで連絡を取り合ってみる
- 事務局に相談してみる
今回はこちら側で当方ではこれ以上の手立てがありませんので、お客様の方で先方様とやり取りできる様模索していただくということで完了となりました。ご利用ありがとうございました。
数年前よりこのアクティベーションロックがはずれないままのMacが中古市場にはゴロゴロしております。以前の様に簡単にリセット、初期化などできなくなっておりますので、個人売買でMacを買い求める場合にはお気をつけください。