「WindowsPCを使っているのですが、動作が遅くて仕事にならない」と常連様にご紹介いただいたお客様からのお問い合せです。
店頭にお持ち込みいただき動作の確認をさせて頂きました。i7搭載のはずなのにかなり動作が遅いです。HDD自体の劣化?にしても遅すぎます。メモリが4GBと少ないことも影響しているのでしょうが、もしかするとウイルス的なものが入っているのかも知れません。
本体には液晶の左下に一箇所TOSHIBAと書いてありますが、ウラ面ラベルや、中の情報にも東芝という文字がほぼ出てきません。
ちょっと気になったので調べてみますと2019年1月にDynabook株式会社という名前になり、なんと。
シャープ株式会社の完全子会社になっていました!
シャープも台湾の鴻海精密工業(フォックスコングループ)の子会社ですし、日本企業はどこも調子悪いですね…。少し寂しいです。
さて、余談はこのくらいにして分解すすめます。
底面、中央のパネルはメモリスロットがありますので、最初にはずします。
今回は1TB HDDでしたが、お客様は100GBも使っていませんでした。よりリーズナブルな500GBへのサイズダウンをご提案、ご了解いただきましたので、お客様のユーザーデータをコピーします。
またもとのHDD側には特に異常がありませんでしたのでSSDにまるまるコピーした後、ウイルスチェックをすることにします。
裏蓋を閉じる前に正常起動するところまで確認を行います。
Zoomもお使いになるということでしたので空いているメモリスロットに8GBを追加をご提案し、ご了解を頂きました。
極端に遅かったのはメモリが少なかったことと、PUPのせいかもしれません。
念のため最後にメモリチェックを行います。
Windowsの検索窓に「メモリ診断」と入れると、診断アプリが出ますのでそれを使い再起動すると起動前にメモリ診断が始まります。
メモリチェックの結果はWindows再起動後、一瞬表示されますが、下記の手順でも確認出来ます。
「Windowsメモリ診断によりコンピュータのメモリがテストされましたが、エラーは検出されませんでした」と出ていれば問題なしです。
こちらで作業は全て完了です。
ご利用ありがとうございました。