iMac (21.5-inch, Mid 2010) A1311 EMC 2389 起動途中落ちる データ救出 SSD交換 DiskWarriorでディスク修復

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南城市より「起動途中に落ちる様になったから修理して欲しい」といつもご利用いただく常連のお客様。

確認しますと、起動途中のバーの進み具合が同じところで毎回電源が落ちてしまいます。これはHDD異常だと見立てました。データが重要とのことでしたので、

まずはSSDへのデータコピーを提案しましてOKを頂きました。その上で動作するのか見ていきましょう。

重度(異音がするなど)でない限り、HDD複製は基本料金内でほぼ成功しています。重度障害の場合でもリーズナブルな料金にてサービスを行っています。動作がおかしいと言う方はまずお気軽にご相談ください。

さて、早速分解していきますと、かなりホコリが溜まっていますね。お客様はタバコをお吸いになってる様です。コンピュータの前でタバコを吸うと故障の原因になる場合もあるので、できればコンピュータの前では吸わない方がよいと思います。

ホコリがヤニ臭いです。

ホコリがヤニ臭いです。

まずはふわふわべっとりなホコリをできるだけ除去して作業に入ります。

清掃も終わりました。作業にはいっていきます。

清掃も終わりました。作業にはいっていきます。

 

左がSamsung製HD502HJ、右は3.5マウンタに入ったHP製SSD

左がSamsung製HD502HJ、右は3.5マウンタに入ったHP製SSD

この時代のSamsung製HDDは結構壊れやすい気がしています。HDDからSSDへの複製時間は6時間ほど。軽度の障害か経年劣化によるものでしょう。あとは組み込んで起動テストですが、また持ってきた時と同じ症状が出ました。あれ?

では、SSDを外して起動すると電源落ちますか? → 落ちない。

中に起動ディスクがありませんが、電源落ちません。

中に起動ディスクがありませんが、電源落ちません。

次にSATAケーブル?と考えて、面倒くさいのに早合点してSATAケーブル変えちゃいました。

SATAケーブル交換するだけでここまでばらさないといけません。

SATAケーブル交換するだけでここまでばらさないといけません。

 

手に持っているのがSATAケーブル。

手に持っているのがSATAケーブル。

戻して起動しましたが変わらず…時間無駄にしちゃいました。まああまりないですよSATAケーブルがダメなのって。(MacBook はまあまあありますね。)電池は劣化していたので交換できて良しとしましょう。Appleが使う内蔵電池は一般的なPCに内蔵されるCR2032と同サイズですがBR2032が使われています。 もちろん代用可能です。

コイン形リチウム電池BR系とCR系の違いは? PZ18203

ウラ面まで見えたのでついでにバッテリーも交換していきます。

ウラ面まで見えたのでついでにバッテリーも交換していきます。

もしかすると、これはディスク内のシステム の問題かも。

メンテナンスしてみようと純正のディスクユーティリティで修復。最後まで行きません。運良くEl Capitanだから、HFS+フォーマットなのでそのままDiskWarriorが使えますね!

と久しぶりにDiskWarriorでメンテナンスをおこなったところ、無事修復成功。先に見るべきでした。APFSでも出来ないことはないですが、ちょっと面倒くさい作業になります。

【TIPS】APFSフォーマットを Disk Warrior で再構築する方法

SSDを組み込んで確認すると正常起動するようになりました。

このモデルはSSDに変えるとHDD用の熱センサーを付けることが出来なくなりますので、ファンコントロールソフトを入れて調整します。(本体に当てるセンサーに交換することも可能ですが、別途部品代がかかります。)

CPUから温度情報を貰って回転させるようにします。

CPUから温度情報を貰って回転させるようにします。

 

無事アップルマークを超えて起動しました。

無事アップルマークを超えて起動しました。

ちょっとだけ遠回りしてしまいましたがめでたしめでたし。

ご利用ありがとうございました。

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